ラグビー、将棋部が全国へ 近大和歌山高

近畿大学付属和歌山高校(和歌山市善明寺、川合廣征校長)のラグビー部員25人と、将棋部の髭白悠杜(ひげしろゆうと)さん(15)は全国大会出場を決めた。18日には同校体育館で壮行会が行われ、全校生徒約1000人がエールを送った。

ラグビー部は11月12日、紀三井寺公園陸上競技場(同市毛見)で行われた県大会決勝で、和歌山工業を40―12で下して優勝。28日に東大阪市花園ラグビー場(大阪府)で開かれる、第103回全国高校大会に3年連続5回目の出場を決めた。全国大会の初戦では松山聖陵高校(愛媛)と対戦し、創部35年で初の花園1勝を目指す。

将棋部の髭白さんは、10月20、21日に和歌山市紀三井寺の南コミュニティセンターで行われた第46回県高校選手権秋季大会の個人戦で2位。1月25~27日に石川県で開かれる、第32回全国高校文化連盟新人大会に出場する。同校では、将棋部の個人戦全国大会出場はここ10年ほどはなかったという。

壮行会で川合校長は、ラグビー部へは「ことしはぜひ全国大会で1勝してほしい。力を存分に発揮してもらいたい」と激励。髭白さんに、「しっかりと冷静に自分のベストを尽くしてきてほしい」とエールを送った。生徒会の寺田航太会長は、「全校生徒は皆さんを心から応援している」と伝えた。

ラグビー部の森暖真主将(18)は、「代表として、全国大会に向け日々練習したことを存分に発揮し、悔いのないように戦ってくる」と決意。

壮行会を終えて森主将は、「クラスメートや、いろんな人からの応援を感じた。裏切らないような結果にしたい」と意気込んだ。

ラグビー部の田中大仁監督(40)は、「3年生が少ない中で始まったチームだが、全国の1勝が目の前に来ている。松山聖陵は能力が高く、体も大きい強豪。激しく鋭いタックルでディフェンスから相手のペースにさせず、取るべき点を確実に取っていきたい」と話した。

髭白さんは全国大会に向け、「いろんな攻めに応じた対策をして、隙をついて攻めた将棋をしたい」と話し、「幼稚園の頃から頑張ってきた。悔いの残らないように優勝を目指して頑張る」と意気込んだ。

意気込みを話す森主将(中央)と将棋部の髭白さん㊧

意気込みを話す森主将(中央)と将棋部の髭白さん㊧

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧