福祉の向上へ寄付 南海土地が共同募金会に
地域福祉の充実に役立てようと、不動産業の南海土地㈱(和歌山市吉田、今川幸藏社長)は22日、県共同募金会(大桑弘嗣会長)に100万円を寄付した。
同会は毎年、「赤い羽根共同募金運動」を実施し、寄せられた募金は地域社会の福祉課題の解決に向け、障害者施設や保育所、子ども食堂などの活動、災害時のボランティアセンター運営の支援などに活用されている。
南海土地からの寄付に対する感謝状の贈呈式が同日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、同社から今川社長、今川雄貴常務が出席。大桑会長は今川社長から目録を受け取ると、感謝状を手渡し、中央共同募金会からの感謝盾の伝達も行った。
今川社長は、独居の高齢者宅で火事が発生し、近所の住民がその高齢者のことを知らなかった事例を紹介し、「高齢者が社会と断絶してしまう例が今後多くなっていくのではないか。1人暮らしであっても幸せに過ごせるような社会のために寄付を役立ててほしい」と話し、大桑会長は「支え合いの心をつなぐべく、地域福祉向上のために大切に使わせていただく」と感謝した。
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