幸せな一年願い 粉河高生が産土神社に絵馬
和歌山県紀の川市の粉河高校美術部員は22日、来年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんで描いた大絵馬を粉河産神社(同市粉河、蒲梓宮司)に届けた。華やかな明るい絵馬は拝殿に掲げられ、一年間にわたって参拝者を迎える。
奉納される絵馬は、同部OBの南條和佳さんが描いていたが、5年前から同部員が描いている。今回の絵馬は五角形で、最長部は約185㌢。10月下旬に2年生の田尾愛珠香(あしゅか)部長(17)と谷中日菜子副部長(16)がデザインを考案。約10人で11月上旬から制作してきた。
絵馬は屋外制作用の絵の具を使い、カラフルで華やかに描かれている。紅白の綱の中から乗り出す竜の躍動感や、輝く目で希望に満ちあふれる様子を描いた。
田尾部長は「見た人に笑顔があふれ、楽しく幸せな一年を迎えてほしい」と笑顔。蒲宮司は「高校生らしくかわいいデザイン。地元の高校生の頑張りを感じてほしい」と話し、「みんなを見守っている感じがする。参拝者の運気が竜のように上昇してほしい」と願った。
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