放置船舶2隻を撤去 県が築港で行政代執行
和歌山県は22日、和歌山市築港の和歌山下津港小型船舶係留施設に放置されている船舶2隻を行政代執行により撤去した。同施設には現在558隻が停留し、そのうち17隻が不法停留となっている。
この日撤去されたのは2018年から不法停留となっている全長6㍍と、23年からの10㍍の2隻。
船舶の所有者に対し、口頭および文書で船舶の撤去を命令してきたが、自主撤去に応じていないため、行政代執行法の規定に基づき戒告書を送付。履行期限経過後も是正されていない。
このまま放置することは港湾施設の利用や維持管理に支障が出るため、行政代執行により撤去することとなった。
この日、職員が行政代執行の開始を宣言した後、15人の県職員が岸壁につないである全長6㍍の船舶のロープを切り、クレーンでつり上げトラックに乗せた。
港湾空港振興課港湾管理班の古本英靖主任は「このような残念な結果になる前に、指導を受けたら自主的な撤去に応じてもらいたい」と話していた。
関連記事
同じカテゴリのニュース一覧
- 春の褒章に県内2人 各界での功労たたえ(04/28/2024)
- 賃上げの持続等訴え 連合和歌山メーデー(04/28/2024)
- 大学誘致で県内就職率が増 和歌山市(04/27/2024)
- 食品ロス削減へ 県社協、わかやま市民生協(04/27/2024)
- 和大に国際交流基金設置 塚本さんの寄付で(04/26/2024)