市長、人口社会増に意欲 和歌山市議会開会

和歌山市議会2月定例会が22日、開会し、市当局は総額1502億3039万円の2024年度一般会計当初予算案をはじめ、24年度当初予算案関係、23年度補正予算案関係など65件を提出した。

議事は23年度補正関係29件の審議から始まり、施政方針と議案説明で尾花正啓市長は、能登半島地震の発生を受けて防災減災対策を加速させていくことが急務と強調するとともに、物価高騰対策の迅速な執行などに力を入れるとした。

さらに、DX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)投資の活発化や企業の国内回帰、新技術の急激な普及など、時代の転換点ともいえる大きなうねりが生じていると指摘。こうした流れを追い風に、「市の魅力や求心力をこれまで以上に高める取り組みを推進し、地方創生による人口の社会増に向けラストスパートをかけていく」と述べた。

2月市議会の会期は3月21日までの29日間。2月29日に補正予算関係議案を先に採決する。代表質問は3月4日、一般質問は5~8日、常任委員会は11~15日に行う。

 

施政方針を述べる尾花市長

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