過去最低の0.88倍 公立高入試の一般出願

和歌山県教育委員会は22日、2024年度県内公立高校入試の一般出願状況を発表した。県立全日制(29校4分校56学科)は入学者枠数6123人に対し5414人が出願し、競争率は0・88倍。8年連続で1倍を割り込み、23年度まで4年続いていた0・89倍を下回り、過去最低となった。

県教委は、県内の生徒を県内で育てる観点から、生徒数の減少に比べて各校の定員減を緩やかに設定しており、24校4分校39学科で定員を割り込んだ。

県立定時制(7校9学科)は入学者枠数495人に173人が出願し、倍率は0・35倍。市立全日制は和歌山市立和歌山の1校3学科で倍率は1・17倍、同定時制(1校2学科)は0・11倍だった。

県立全日制で競争率上位の学校・学科は、普通科が、星林1・22倍▽桐蔭1・18倍▽向陽1・17倍▽神島1・12倍▽那賀1・10倍――の順。専門・総合学科は、和歌山工業建築科1・65倍▽同創造技術科1・48倍▽神島経営科学科1・34倍▽和歌山工業産業デザイン科1・18倍▽笠田商業科系1・11倍――となっている。

出願変更ができる本出願は3月4、5日、学力検査は11日、面接・実技検査などは12日に行い、19日午前10時に合格発表となる。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧