愛や平和を書画に 中西健志さん卒業記念展

愛や夢をテーマに、日本語や英語の書に絵を添えた作品を制作する、和歌山市の中西健志さん(24)の個展が8日まで、同市島崎町のじゃんじゃん横丁内の珈琲もくれん2階で開かれている。個展としては2回目の開催となる。

英語のスピーチに取り組み、数々のコンテストで受賞してきた中西さんは、高校時代から書と絵のコラボ作品を制作。今回のために制作した2点を含む計12点を、大学卒業記念として展示している。

広島県内での原爆を経験した祖母の話を聞いたことから、平和への願いを込めて仕上げた作品や、大学卒業証書の筒の絵に、好きな言葉の「ケ・セラ・セラ」を添えた作品などがある。他にも、自宅で育てたイチゴの苗が小さな実をつけた時の喜びを表した「苺In my hand」など、何気ない日常を記録したものも並ぶ。

中西さんは「絵を見てほっとしてもらいたい。一人じゃないし、(困った時は)ケ・セラセラ。なるようになる」と話した。

作品を鑑賞した同市栄谷の本田優衣さん(24)は、「優しい世界で心が洗われます」と話していた。

午前10時から午後10時まで。6日は休み。問い合わせは同店(℡073・427・4200)。

 

会場で作品を紹介する中西健志さん㊥

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