障害者支援に 日本生命がNPOに寄付
障害者支援に役立ててもらおうと、和歌山市八番丁の日本生命保険相互会社和歌山支社(中嶋徹支社長)は6日、同市のNPO法人Root’s(ルーツ)和歌山(ブラウン恵津子理事長)に10万円を寄付した。
同社は昨年5月、県と包括連携協定を締結し、関連して健康増進や障害者支援、児童の森林保全教育、スポーツ振興などに力を入れて取り組んでいる。
同法人は2022年設立。同市木広町の新南小学校と同市加太の加太小学校で、障害のある子どもを対象にスポーツ教室や太鼓教室、親対象のフィットネス教室などを開いており、約40人が参加する。ブラウン理事長によると、チームTシャツの製作を計画したが、資金が足りず、フリーマーケットでの資金稼ぎや、希望者のみの自費購入を検討していた矢先、同支社に相談して寄付が決定した。全員分のTシャツがまかなえるという。同法人は昨年7月、公益財団法人日本生命財団の児童・少年の健全育成を目的とした助成の対象団体に選ばれ、体操用品などの購入に30万円の助成を受けた。
贈呈式は同支社であり、中嶋支社長は「非営利での活動、素晴らしいと思う。少しでも足しになれば」、ブラウン理事長は「とてもありがたい。これからも障害のある子どもたちの体力づくりや居場所づくりに励み、いろいろなことに挑戦させたい」と話した。
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