水彩画で描くかっぱ 城ホールで展示

和歌山市の水墨画家で書家の辰馬守拙(たつま・しゅせつ)さんが、同市七番丁の和歌山城ホール展示室で22日から24日まで、水墨画で描いたかっぱの展覧会「河童(かっぱ)画巻」を開く。市教委が後援する。

辰馬さんは48歳の時にがんを患い、手術で脾(ひ)臓や胃などの摘出手術をした。傷心の日々の中で水墨画に出合い、同画を小川華瓣氏、書を小川起石氏に師事。以来20年間、かっぱに魅せられ墨で描いてきた。2015年、水墨画のかっぱと、絵にまつわるエッセイ集『河童画巻』を出版した。

同展では、同書に収録した絵を含む計約80点を並べる。

辰馬さんは「見ていただく方の心の中に愛すべき河童を見つけることができたら、とてもうれしく思います」と話している。

入場無料。午前10時から午後5時まで。

問い合わせは辰馬さん(℡090・3679・0307)。

「騎牛帰家」

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