功労者12人表彰 松江地区パトロール隊

和歌山市立松江地区で小学生児童の登下校を見守る「お帰りパトロール隊」の全体会議が14日、同市松江北の河西コミュニティセンターで行われ、隊員約100人が出席。活動内容や今後の取り組みについて報告した。

同パトロール隊は2004年に発足。「松江地区の子どもの安全は地域が守る」を合言葉に活動を続け、ことしで20年を迎える。現在401人の隊員と、地域、学校、警察、企業が一体となり、児童の安全を見守っている。

川口敏夫隊長は「登下校時の子どもたちに大きな事故がなかったのは皆さんの大きな力。さらに地域ぐるみで子どもたちを守りましょう」とあいさつ。

和歌山北署の堀内康弘署長は「北署管内では子どもが被害に遭う大きな事件事故は起こっていないが、不審者による声かけはまだなくなっていない。引き続きご協力をお願いします」と感謝と激励の言葉を述べ、増え続ける特殊詐欺への注意喚起を呼びかけた。

続いて本年度に80歳を迎えた隊員12人の長年の功労をたたえ、堀内署長、松江小学校の杉本和弥校長、松江地区連合自治会の川口会長から感謝状が贈呈された。結成当時から隊員をしている廣岡洋子さん(80)は「大阪の熊取町で小学生が下校途中に行方不明になった事件を聞き、二度とあってはいけないと参加した。元気な限り活動を続け、地域の子どもを守り続けたい」と話していた。

感謝状を手に80歳の隊員ら

感謝状を手に80歳の隊員ら

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