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桃色の照手姫が満開　和歌浦の８の字公園

和歌山市和歌浦南の８の字公園では、ハナモモの一種である照手姫（テルテヒメ）が満開となっている。見頃は４月上旬まで。

ハナモモは花を観賞するために改良された八重咲きのモモで、照手姫は歌舞伎や浄瑠璃の演目としても有名な小栗判官の伝承に登場する恋人の名前に由来している。

同公園の照手姫は、海南市下津町の国宝・善福院から公園内の整備を行う片男波自治会の「８の字会」が譲り受けた苗木が成長したもの。１０本ほどが植えられている。

ほうき状の木には白と桃色の花が咲き、重なった花びらが丸いシルエットを作っている。

公園内にはオオシマザクラやモモの花、ツバキも咲き、ソメイヨシノも見頃が近づき、春らんまんの風景が広がっている。