「紅麹」5人受診 関連商品製造業者なし

小林製薬が製造した「紅麹」成分を含む健康食品による健康被害問題で、和歌山県内保健所の相談窓口に2日午前9時現在で12件の相談があったことが分かった。

県によると、入院した人はなく、5人が医療機関を受診した。自主回収の対象となっている紅麹製品を使った商品を製造している事業者は、県内では確認されていない。

厚生労働省は3月31日、紅麹原料を製造している紀の川市北勢田の同社子会社の工場に食品衛生法に基づく立ち入り検査を行い、県の担当者6人も同行した。

岸本周平知事は4月2日の定例記者会見で県としての対応を問われ、「厚労省が今後どのような対応方針をつくるのか、県としては待っている状況。厚労省から何か指示や相談があれば、その段階で(対応する)ということ」と述べた。