男声合唱団ほえーる 20日城ホールで演奏会

重厚なハーモニーを奏で、地域に親しまれている和歌山市の「男声合唱団ほえーる」(森田実美団長)は20日午後1時半から、同市七番丁の和歌山城ホール大ホールで定期演奏会を開く。

同合唱団は1996年、県庁の男声合唱団として結成。翌年、同市手平の和歌山ビッグホエールのこけら落としイベント「銀色クジラの時間旅行」にコーラス隊の一員として出演した。その後、県職員以外も団員に加わり、地域の合唱団として活動をスタート。名称は、和歌山ビッグホエールが結んだ縁であることと、〝ほえる〟をもじって「ほえーる」とした。

現在は「心に響くハーモニー」をモットーに50~80代の団員23人が週に1度集まり、練習している。

今回の演奏会では、「イヨマンテの夜」、「時の過ぎゆくままに」、「川の流れのように」など昭和歌謡の名曲をはじめ、男声合唱組曲「月光とピエロ」(堀口大学作詞、清水脩作曲)、「ふるさと讃歌」(梅田恵以子作詞、森川隆之作曲)などを披露する。

指揮を務める五十嵐嘉紀さん(46)は「ほえーるの魅力は、メンバーの声が青年のように生き生きして、年齢を感じさせないところ」と話している。

白内障の手術をして間もないという同市の中村協二さん(82)は「自分にとって歌うことは生きがい。今回の演奏会も死ぬ気で頑張りたい」と練習に励んでいた。

森田団長は「毎年新曲に挑戦するなど、新しいことを取り入れている。年を重ねても積極的にチャレンジする姿を見てもらいたい」と来場を呼びかけている。

入場料は500円、全席自由。問い合わせは森田団長(℡073・487・0902)。

練習に励む平均年齢70歳の団員

練習に励む平均年齢70歳の団員

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