ウェイブスが今季初勝利 紀三井寺球場で

さわかみ関西独立リーグで戦う和歌山県内唯一のプロ野球団、和歌山ウェイブスは19日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で淡路島ウォリアーズを11―1で下し、開幕4戦目にして待望の今季初勝利を手にした。ウェイブスは同球場での今季初戦で7安打11得点と打線が爆発した。

淡路島
和歌山 × 11

(7回コールド)

〔淡〕押川、清野、横山、今村、江口―生島〔和〕平野、關矢、唐澤―馬場、森悠▽本塁打=日沼(和)▽三塁打=河田(和)▽二塁打=正田、小川、日沼、武田(和)

ウェイブスは序盤から猛攻した。初回、先頭の小川が左中間に二塁打を放ち、敵失や悪送球で1点を先制する。その後1死二塁となり、正田の右翼線への適時二塁打で追加点。2回裏には、2点を追加してなおも1死二塁の場面で、日沼に左本塁打が飛び出して6点目を挙げた。

3回表には1点を返されるもその裏、河田が適時右三塁打、日沼が左中間に2点適時二塁打、武田が右フェンス直撃の適時二塁打を放ち計4得点。5回裏には武田の左犠飛で11点目を挙げた。

投げては、先発の平野が変化球を中心に打たせて取り5回1失点の好投。6回を關矢、7回を唐澤が無失点で締めた。

2点本塁打を放つなど4打点と活躍した日沼航一選手(22)は、「初勝利をホームの紀三井寺でできて良かった。この勢いで優勝できるように頑張っていきたい」と笑顔。平野仁志投手(25)は「スライダーを中心に変化球でカウントをつくれた。自分が先発して勝ててほっとした」と話した。

西村憲監督(37)は「守りでつくったリズムを攻撃で展開し、相手のミスも生かして隙なく攻める野球ができた」と振り返った。

濱中治GM(45)は「県全域を盛り上げるためにもっとチームを知って試合を見に来てもらいたい」と呼びかけた。

試合前には岸本周平知事が始球式をした。和歌山を拠点に活動する歌手のTOMPEIさんは国歌独唱とミニライブを披露した。

ウェイブスは昨季まで、田辺スポーツパーク野球場(田辺市)と上富田スポーツセンター野球場(上富田町)を本拠地としていたが、今季からは紀三井寺公園野球場を追加。同球場では今回を含めて8試合を予定している。

4打点と活躍した日沼選手

4打点と活躍した日沼選手

 

5回1失点と好投した平野投手

5回1失点と好投した平野投手

 

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