飼って見て楽しんで 海南で「めだかの学校」

来月に和歌山県の海南市で開かれる、メダカを通して町歩きができるイベント「第8回黒江めった祭り」をさらに楽しんでもらおうと20日、同市日方の複合施設海南ノビノスで、メダカの生態や飼育を学ぶ「めだかの学校」が開かれた。子どもや大人約20人が参加。メダカ飼育に詳しい、有田市の「めだか師匠」こと上垣内和彦さん(78)から生態や飼育の方法などを学んだ。

上垣内さんは、26年前に趣味でメダカを飼育したことがきっかけで夢中になり、多いときで20種類、3000匹を飼育していた。

メダカ飼育で一番大事なのは水だといい、「水が良ければメダカは死なない」という。「カルキを抜いた水道水に、大磯などの丸い砂利を入れることでバクテリアが発生し、水のきれいさが保たれる」と伝えた。

他にも、雄と雌の見分けを伝え、また、参加者からの質問にも答え、「メダカは15度以上の水温じゃないと餌を食べないので、冬場は餌をあげなくていい」、「素手でメダカを触るとメダカがやけどしてしまう」など、餌をあげる頻度や水替えの注意点について話した。

和歌山市から参加した岡野志保さん(6)は「めった祭りでメダカすくいが楽しみなので、メダカのことをもっと知りたくて参加した。ピンク色のメダカを飼いたい」と笑顔。

上垣内さんには、めった祭りでメダカすくいの所で会うことができる。「好きなメダカを飼って癒やされ楽しんでもらえたら。分からないことは何でも聞いてください」と話している。

「第8回黒江めった祭り」は、5月12日午前10時~午後4時に黒江地域で開かれ、メダカすくいや食べ歩き、謎とき、路地裏散策などが楽しめる。

海南ノビノスでは25日まで、メダカの生態や黒江めった祭りの成り立ちのパネル展示も開かれている。

メダカを眺める参加者

メダカを眺める参加者

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