ウェイブス1勝1敗 海南出身の宮下が好投

さわかみ関西独立リーグで戦う和歌山県内唯一のプロ野球団、和歌山ウェイブスは1日、姫路市立豊富球場で姫路イーグレッターズを10―0と7回コールドで下した。3日には、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で同チームに4―7で惜敗。ウェイブスは現在、3勝5敗で6チーム中4位となっている。

【1日】
〔豊富球場〕

和歌山 1 4 0 4 0 0 1 10
姫路 0 0 0 0 0 0 0 0

(7回コールド)
〔和〕清水、久保寺、宮下―馬場〔姫〕竹内、宮本、嵯峨根―松倉▽三塁打=小川、日沼(和)▽二塁打=馬場、堅木(和)

【3日】
〔紀三井寺公園野球場〕

姫路 1 0 3 0 0 0 0 3 0 7
和歌山 2 1 0 1 0 0 0 0 0 4

〔姫〕毛利、宮本航、土屋―磧、松倉〔和〕森宗、久保寺、宮下、關矢、唐澤―森悠▽三塁打=武田(和)▽二塁打=小川(和)

ウェイブスは1日、日沼が3打点、堅木と馬場が2打点など計10得点の猛攻で快勝した。

3日には1点を追う4回裏、小川の四球と盗塁などで2死二塁として、武田が右翼線に適時三塁打を放って試合を振り出しに戻した。4回からは三番手として海南市七山出身の宮下が登板。変化球を中心に打たせて取り、4回を被安打3、無失点と好投した。同点の8回表には關矢に継投するも3失点。ウェイブスは反撃できず敗れた。

宮下武虎投手(19)は「真っすぐ(直球)が走っていなかったが変化球をコースに投げ分けてカウントをつくることができた」と話し、「これからもしっかりと抑え、チームが勝てる投球をしたい」と意気込んでいた。

竹鼻優斗主将(22)は「緊張感のある試合の中で流れをつかみきれなかった」とし、「全力プレーで戦うので一人でも多くの人に球場に来て応援してほしい」と呼びかけた。

4回無失点と好投した宮下投手=3日、紀三井寺公園野球場

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