フレックスタイム導入 海南市が県自治体初

海南市は、職員が勤務時間帯を自ら決められる「フレックスタイム制度」を県内自治体として初めて導入し、1日から総務部シティプロモーション課で試験的に実施している。

勤務時間にしばられないフレキシブルな働き方を推進しようという取り組み。市によると、週の勤務時間38時間45分を平日5日間に割り振り、必ず勤務時間を割り振るコアタイムを設定した上で、始業時間と終業時間を変更できる。

コアタイムは午前9時~午後4時の間の4時間とし、午前6時~午後9時の間で職員が自分の裁量で出勤時間を決められるフレキシブルタイムを設けている。

例えば月・金曜は子どもを迎えに行くため業務を午後3時に切り上げ、代わりに火・水・木曜は午前7時から出勤することができる。子育て中の妻のため、昼休憩と合わせて正午から午後2時まで一時帰宅し、代わりに就業時間を遅らせるといった働き方も可能となっている。

制度を導入したシティプロモーション課は4月に新設された課で、市の魅力を市内外に発信する業務を担う。広報する情報の取材などの業務も多く、フレキシブルな勤務体制が求められることから、試験導入を決めた。

フレックスタイム制度の他、同課ではテレワーク制度の推進、年次有給休暇取得目標を10日に設定するなど、心身ともにリフレッシュを図ることで、自由な発想や想像力を高め、プロモーション施策の立案につなげるとしている。

試験導入には、離職者の減少や新規職員採用に向けたプロモーションにつなげる目的もあり、全庁への導入についても検討を進める。

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