2010年03月17日

00.社会

楠見東小学校に「トンボ池」が完成

市立楠見東小学校

生まれ変わったビオトープで笑顔の児童ら

和歌山市善明寺の市立楠見東小学校 (南方秀昭校長) の校舎南側にある人工池のビオトープが、 このほど 「トンボ池」 として生まれ変わった。 この春に同校を定年退職する南方校長 (60) が、 「校内に自然の仕組みや命の尊さを学べる場を残したい」 との思いで卒業生と一緒につくりあげたもので、 児童らと共に完成を喜んだ。

平成13年に和歌山JCの協力で校内に作られた人工池のビオトープ。 しかし現在では水がなく、 雨が降ってもすぐに干上がってしまう状態になっていた。 さらに同校は住宅地にあることから、 南方校長の心には 「身近に生き物の営みや命の観察をできる池を復活させたい」 との思いがあった。 そんなとき、 毎日新聞大阪本社・国際花と緑の博覧会記念協会共催の 「生態園づくり」 事業の募集を知り、 応募した。 同事業は子どもたちに自然と生き物の関係性や命について理解を深めてもらおうという取り組み。 学校の立案に対し30万円を上限に支給されるもので、 同校が全国の小・中学校の観察校6校のうち、1校に選ばれた。

完成した池は約3メートル×5メートル。 コンクリートを流し込み、 田んぼの土を入れるなどしたもので、 池の周りには草の種入りの土のうを積んだ。 また、 卒業前の思い出になればと、 南方校長や教諭らが6年生と協力し池を含めた周辺を整地。 児童らが集めたアルミ缶を換金し購入した防腐剤入りの丸太で作った橋を架けて完成させた。

すぐそばの菜園を含めたスペースの名称を6年生から募集し、 「なかよし広場」 に決定。 池には四季の郷近くの和田川で取った 「オオカナダモ」 を加え、 水生生物が住みやすい環境に。 将来はメダカやヤゴなどの飼育を予定しているという。

広場の名前を考えた来栖晃希君 (12) は 「立派な池ができてうれしい。 何年かしたら、 どうなったか見に来たい」、 三枝正幸君 (同) は 「場所が前よりも明るくなった。 これからみんなで大切に使ってほしい」 と笑顔。 南方校長は 「できるだけ自然のままの状態で、 生き物などに触れ合えるスペースになればうれしい」 と願っている。





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