2009年07月30日

03.スポーツ/2009 062高校野球・夏

智弁5年連続甲子園出場決める

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優勝が決まった瞬間、 マウンドに駆け寄り喜びを爆発させる智弁ナイン

第91回全国高校野球選手権和歌山大会第16日は29日、 県営紀三井寺球場で決勝があり、 智弁と南部が激突。 大会屈指の好投手、 智弁先発の岡田俊哉は南部打線を12奪三振3安打と完全に封じ込め3試合連続の完封で、 今大会4試合に登板して無失点。 打線も2回に先制、 7回に加点、 3―0で南部を下し、 和歌山大会5連覇を達成。 17回目の甲子園の切符を勝ち取った。


岡田は、 140キロを超えるストレートと 伝家の宝刀 スライダーをうまく織りまぜ、 緩急自在の投球。 初回に単打と暴投で2塁に走者を進められるも、 要所を締めて切り抜けると、 2回から5回まで無安打投球。

ピンチらしいピンチは6回のみ。 木下大輔に中前打を許すと、 内野ゴロと盗塁で2死3塁と得点圏に走者を背負った。 しかし、 続く火縄孝弘を冷静な投球で遊ゴロに打ち取って切り抜け、 この試合2者連続を含む12奪三振と準々決勝の伊都戦に続く奪三振ショーで、 超高校級の投球を披露した。

打線は2回、 4番山本定寛が死球で出塁し、 犠打で1死2塁とすると、 瀬戸佑典が初球をたたき、 ふらふらっと上がった打球は右超えの3塁打となって先制。 続く岡田の女房役、 平野晃土もしぶとく1、 2塁間を破り1点追加。 さらに7回には、 岩佐戸龍の中前適時打でだめ押し点、 好投の岡田を援護した。

髙嶋仁監督 「よかったなぁ、 ほっとした感じ。 岡田は昨年よりたくましくなり、 気持ちをコントロールできていた。 1回戦から苦しかったが、 選手が耐えてくれた。 本番までに打撃の調子を上げ、 代表として恥ずかしくない試合をしたい」

左向勇登主将 「センバツに出られなかったのでこの夏にかける思いが強かった。 ベスト8を目指して頑張りたい」

岡田俊哉投手 「甲子園を経験していない3年の仲間を甲子園に連れて行きたかった。 甲子園はみんなで楽しんでやりたい」

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〔2回表智弁1死2塁〕右越えに先制の3塁打を放つ瀬戸

TEAM123456789
智弁0200001003
南部0000000000
[智] 岡田―平野 [南] 井口―新谷▽3塁打=瀬戸 (智)



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