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2003年01月14日

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「神社」から始る1年 地元の伊久非売神社で新年迎える神事に参加
5_5.gif ■2003谷本龍哉

 私の一年は毎年「神社」から始まる。十二月三十一日の夜、地元楠見地区の氏神である「伊久非売(いくひめ〕神社」で新年を迎える神事に参加し、その後、初もうでに来られる方々にお神酒を注ぐ役をさせて頂いている。一月一日の零時から初もうでに来られる方は意外と多く、毎年午前三時くらいまでは初もうで客の列が切れることがない。
 寒さの中で三時間外に立ち続け、お神酒を注ぎ続けることは結構大変なことではあるが、新年を迎えて自らの心と体を引き締める儀式だと思って毎年参加させてもらっている。今年は例年よりは寒さが厳しくなく、比較的楽な年の始まりだった。
 前述のような理由で、私の元旦はどうしても寝正月になってしまう。朝方自宅に帰り、冷え切った体をお風呂に入って温めて、それから布団に入る。起き出すのはどうしても午後になってしまう。この時見た夢が「初夢」になるのだと思うが、覚えていた試しがない。
 疲れ切ってぐっすり眠ってしまっているのだろう。一年三百六十五日ほとんど休みがないが、この日だけは昼間は仕事はしない。まあ、大半は眠っているのだが…。一月二日からは挨拶回りが始まる。普段お世話になっている方々のご自宅に顔を出す。毎年同じような順番で回っていると、恒例になって待ち構えていてくれる所もある。別に選挙の挨拶回りではないので、時間は気にせずゆっくりさせてもらえる所ではたっぷり時間をとる。毎年「餅つき」をしている所もあって、一緒になって餅をついたり、餅をこねたり、餅を食べたりもする。
 一月六日からは、各種団体の「新年賀礼会」が目白押しになる。定番とはいえ、普段なかなか会えない人たちに一度に会うことができる貴重な機会でもあるので、時間が許す限り出席するようにしている。ただ、同じ日の似たような時間帯に和歌山市と白浜で別の会があったりすることもあるので、そういう場合は仕方なく一方を代理出席にしている。また、「賀礼会」は国会議員が一同に顔を合わす機会でもある。通常の仕事では、党が違ったり、院が違ったり、委員会が違ったりしてお互いが顔を会わす機会というのは実は非常に少ない。
 この年始の「賀礼会」では毎年のように、そして一日に何度も顔を合わすことになり「東京でいる時より、よく会うなあ」というせりふになる。政治家にとって「お正月」は普段の仕事より忙しい時期なのかもしれない。しかし、私個人としては、毎日家族のいる家に帰ることができるありがたい時期でもある。一月二十日から今年の通常国会(会期百五十日間)が始まるが、そうなると平日はまた東京へ単身赴任である。
 日本を取り巻く厳しい状況を思えば、強い意思覚悟を持って国会に臨むことは当然であるが。まだ幼い二人の娘の寂しそうな顔を思うと、少し気が重くなるのも事実である。


(2003谷本龍哉)
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