わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
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2007年03月13日

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和歌山北IC、和大新駅、高速南伸 和歌山発展願う関係者の努力が結実
5_5.gif ■2007二階俊博

 梅の花の香りの紀州路にも、 早くも桜のつぼみが顔を出しはじめ、 本格的な春の訪れを告げてくれている。 3月9日、 和歌山市に待望の和歌山北インターチェンジの建設が発表され、 25日には、 南海電鉄の和歌山大学新駅の起工式を迎えることになった。 私が海部内閣の運輸政務次官の頃、 和歌山大学周辺の町内会長の中村博元県会議員から運輸政務次官室への一本の電話が、 和大新駅の建設へのスタートであった。 県も市も南海電鉄も、 当時は余り乗り気ではなかった。 しかし、 もしこれが出来れば、 県都和歌山市の発展に貢献することは間違いない。 人口横這いが続く和歌山県の中にあって、 和歌山市の中に新たに人口五万都市が新しく出現することも期待される。 その後17年の歳月が流れた。 熱心に和大新駅が出来ることを望んでおられた仮谷知事(当時)も中村博元県議も西本カメラの西本会長も、 駅の起工式を待たずにすでに鬼籍に入ってしまわれた。 このことは誠に残念なことである。 関係者のご努力が結実して、 ようやく着工の日を迎えることになったことは本県にとっても久々の快挙である。 幸い和歌山大学に、 この春から観光学科が新しく開設されることになり、 来年は観光学部への昇格も夢ではなく、 先日も伊吹文部科学大臣にキャンパスを視察してもらった。 南海電鉄の駅が近くに出来れば、 大学関係者の活動範囲もさらに拡大され、 大学も一層便利になり、 発展が期待される。 周辺の住環境もよくなり、 新しい住宅建設も進んでおり、 活気を帯びてきている。 住宅団地の 「和大学園前 ふじと台」 も人気を呼んでいるという噂である。 一日も早く和大新駅の完成の為に関係者の一層の奮起を期待したい。 目を南に転じると、 高速道路がこの秋、 みなべ町から田辺市の間の5・8㌔が事業費314億円を投じて開通することになった。 昨年の暮れの予算編成の当時から今年の正月にかけて、 国土交通省の谷口技監や宮田道路局長、 廣瀬有料道路課長や西日本高速道路㈱の石田会長らと再三協議し、 ようやく11月11日の大安吉日に竣工式を挙行するという方針がまとまってきた。 工事関係者は、 今でも大安吉日を選ぶ風習がある。 私は、 この道路に30年以上も携わっている。 開通の日を待ちこがれている者にとっては例え三りんぼうでもいいから、 一日も早くというのが偽ざる気持ちだ。 しかし、 雨の日も風の日も黙々と工事に取り組んでこられた人たち、 用地交渉にご努力を頂いた方々、 予算折衝で東京へ、 大阪へ足を運んで下さった方々、 建設省、 日本道路公団(いずれも当時)及び西日本高速道路㈱の幹部の皆さん、 沿線住民の皆さんらの心中を想うと、 大安の日を選んでともに喜びを分かち合うことも大事なことで、 私も地元の国会議員としてうれしさもひとしおである。 私たちは都市と地方の格差を少しでも解消するために、 同時に都会の人たちに和歌山産の新鮮な野菜や果物や魚を届けるためにも、 さらにこの道路を活用して観光客の往来等によって、 県勢の浮上をはかりたいものである。 そして、 仁坂新知事を先頭にやがて紀伊半島一周の夢を実現するために、 政治は全力を傾けるべきだと思う。 このためにも今日も、 明日も、 全力投球を誓うものである。


(2007二階俊博)
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