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2007年05月29日

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次は参院厚労委員長が血祭り!? 社保庁関連等重要法案が目白押し
5_5.gif ■2007鶴保庸介

 恐れていた事態が起こった。 一昨日の衆議院厚生労働委員会にて、 社会保険庁の改正案に強行採決。 委員長は案の定、 多少手荒な真似をされて閉口していたらしい。 ( 「救急車で運ばれた」 なんていうデマ? も流れた)早速、 衆議院議員の仲間から電話がきて、 「次は参議院厚生労働委員長が血祭りに上げられるらしい」 と聞かされ、 へえ、 と聞き流してから気づいた。 参議院の委員長は俺だったよな。
 それにしても厚生労働委員会は何度もこの稿で申し上げてきたとおり、 少々いろんなことが起きすぎの感がある。 国民の関心が高いことはわかるが、 なにも社会保険庁の改革法案を審議している最中に年金の記録紛失事件なんて起こさなくてもいいじゃない。
 ここまでくると、 社会保険庁を弁護することはできなくなる。(といっても郵政より社会保険庁が先だと叫んで小泉前首相ににらまれた私には弁護するつもりなど毛頭ないが)みのもんたじゃないが、 あきれ返るばかりである。 おかげで明日からの参議院厚生労働委員会も、 おそらく波高くして野党のセンセイからは大変な突き上げをいただくことになりそうである。
 しかし、 これまでの参議院厚生労働委員会は 「誠実な」委員長のもと、実に人間味あふれる円満な運営(?)を行ってきた。その間、パート労働者法改正、 社会福祉士法改正、 ドクターヘリ法案などそれなりに順調にこなしてきたはずである。 特にドクターヘリ法案は和歌山発の法案といってもよい。すなわち、和歌山県では多くの署名活動などを通じて全国に先駆けて導入が決まった、 救命救急ヘリコプターをよそでもやっていきますという法案で、 これらが決まったときはとてもいい雰囲気で、 事情を知っている一部の野党の方々からも飲み会をしてやろうという雰囲気ですらあった。
 それからも、 すべての法案にできるだけ十分な審議時間確保をということで、 平日のほとんどは火曜日と木曜日の定例日以外の日程も返上しての委員会ずくめ。
1回の委員会の審議は大体、 拘束時間ベースで9時間ぐらいなので、 少々お疲れさんというぐらい。(もちろん残業代は出ませんが)今回のことがこじれたら、 怠け者の国会議員にちょうどいい休む口実を与えたことになるのです。 わかっていますかね社会保険庁さん。
 ともかく、 明日からは会期末に向けて社会保険庁以外にも労働関係三法の改正など重要法案が目白押しである。 国会は来月22日までの1カ月しかないうえ、 後に控える参議院選挙をにらんで激闘、 ではなく激論が繰り広げられることになりそうである。 最後に円満に終われるかどうか、 などと先を憂いていても仕方ない。 体力をつけるために、きょうは早く寝ます。


(2007鶴保庸介)
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