■2003石田真敏
統一地方選挙が終了しました。激戦を勝ち抜かれた皆様には、心よりお祝い申し上げます。
さて、統一選の終わった四目二十八日で、就任以来ちょうど一周年を迎えました。早いものです。
同時に、昭和五十八年の統一地方選で県議に初当選以来、県議として十一年、市長として八年そして衆議院議員として一年が経ち、政治生活二十周年を迎えました。
県議の同期としては、和田正人県議と下川俊樹県議が、今回もめでたく六期目当選をされました。心からお喜び申し上げ、これからますますのご活躍を期待いたしたいと思います。
県議であれば、六期目を迎え、議長も経験し、議会のリーダーとして、またまとめ役として活動することになりますが、一期目の国会議員としては、若手議員ということになります。面白いもので気分も若返り、違和感もなく若手議員として活動しています。
さて、この一年をふり返ってみますと、アッという間の一年でしたが、衆議院議員としてあまり戸惑いもなくさまざまな活動ができたと思います。
その第一は、与党三党の県選出国会議員の方々とも、木村知事を中心に非常に良い連携のもと、仕事ができたことです。東南海・南海地震対策法制定、緑の雇用事業予算の満額獲得、さらに京奈和白動車道予算の対前年比七〇%増など大きな成果を挙げられたと思います。
第二は、地元の声を国政に反映することについても、今までの経験、特に市長の経験を活かして多岐にわたり地方の思い・悩み・期待を代弁できたと思います。委員会の場では、関空全体構想と伊丹問題、関空・羽田便ダイヤ問題、さらに、首都機能移転問題や紀伊丹生川ダム中止決定後の対策についてなどを取り上げました。また党税制調査会では、地方自治体財政の窮状を訴え、そしてほとんど毎朝八時から開催される自民党政務調査会の各部会でも地方自治経験者として多くの発言をしてきました。
第三は、一年前に「日本再生、新たな仕組みづくり」をスローガンに掲げましたが、今まさしく国政の場では、構造改革の名の下にあらゆる課題が取り上げられ、日本再生のため真剣に新たな仕組みづくりを模索しているところです。
年金制度改革、医療保険制度改革、教育基本法改正などは、現在議論の真最中ですし、先日新たに設置された少子化問題調査会は、森前総理を会長に、歴代総裁が全員顧問に就任されるという豪華版で、自民党の意欲がお分かりいただけると思います。このほか、税制改革や規制改革、また公社公団などの特殊法人改革、さらには公共事業の見直しや農政改革、そして中央と地方のあり方等々、本当にあらゆる課題について、時代の大変化に対応すべく、広く深く議論検討されているところです。
まさしく明治維新、第二次大戦後に継ぐ、第三の大改革期といわれるこの時期に、国政に参画し、新しい日本を創造するために大いに発言できる機会を与えていただいていることに心より感謝しています。
一年をふり返り、心新たに頑張ります。
(2003石田真敏)
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