わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
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2003年07月01日

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与党三幹事長が訪中 中国側との有意義な意見交換
5_5.gif ■2003二階俊博

 五月十八、十九、二十日にかけて、二泊三日の中国への訪問は与党三幹事長にとって重い責任を担う旅でした。日中平和友好条約締結二十五周年の日を間もなく迎えることになります。しかし、日中首脳外交は必ずしも良好な関係とまでは言えない状況が続いていました。そこで、サンクトペテルブルクでの日中首脳会談、小泉純一郎総理―胡錦濤総書記の初めての会談が成功裡に終始するための“地ならし”の仕事が重要な任務でありました。
 国家のためとはいえ、SARSで燃え盛っている北京への訪問は正直に言って内心、躊躇しないわけでもありませんでした。しかし、日本の阿南惟茂大使をはじめ中国側も、空港も迎賓館も釣魚台も万全の体制で厳重に私たちを守ってくれている配慮の様子が伝わってきました。
 会談は李肇星外相、王家瑞中国共産党対外連絡部長、黄菊副総理、胡錦濤総書記、唐家セン国務委員、何光イ国家旅遊局長ら、中国首脳との有意義な意見の交換を行いました。胡総書記より「中国共産党中央を代表して歓迎する。SARSという災難と私たちが懸命に闘っている最中に三党幹事長が中国を訪ねて頂いたことは、日本側が日中関係を重視していることの証明である」との熱烈歓迎のあいさつがありました。
 山崎拓自民党幹事長より小泉総理の親書をお渡しするとともに、「今後の日中関係は歴史を鑑とし、未来に向かうとの共通の認識で、未来を切り開いていこう」という総理の考えを伝えました。さらに、北朝鮮の核兵器の問題、拉致問題を解決するために、日本と韓国、さらにロシアを含む六者協議を実現できるよう中国側の役割を促しました。特に、イラク問題、クロフォードにおけるブッシュ米大統領との首脳会談を控え、中国側の考えを尋ねました。
 冬柴鉄三公明党幹事長よりSARS問題、胡総書記が全青連(中華全国青年連合会)の主席の当時、三千人の日本青年訪中のメンバーとして、公明党の神崎武法代表や浜四津敏子代表代行も参加しており、胡総書記への党からの祝意が述べられました。
 私は、訪中のたびに胡総書記にお目にかかっていましたが、あらためて総書記ご就任の祝意を申し上げるとともに、SARSの問題についてお見舞いを述べました。北京オリンピック、万国博を控え新幹線の建設に日本がお役に立てれば協力したい。両国の専門家レベルで具体的な検討に入る段階を迎えている。観光問題で中国の団体観光客の対象地区の拡大について、二十五周年の機会に、さらに前進させることなどを述べ、胡総書記から丁寧な所感が述べられ、実に印象的な意義の深い会談となりました。


(2003二階俊博)
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