わかやま新報は、和歌山市を中心とする和歌山県北部唯一の日刊新聞です。
f_ss_nikai.jpg 二階 俊博
f_ss_nishi.jpg 西 博義
f_ss_ishida.jpg 石田 真敏
f_ss_tsuruho.jpg 鶴保 庸介
f_ss_sekou.jpg 世耕 弘成
f_ss_ooe.jpg 大江 康弘
f_ss_kishimoto.jpg 岸本 周平
f_ss_sakaguchi.jpg 阪口 直人
f_ss_tamaki.jpg 玉置 公良
サイト内を検索


5_5.gif
<<メイン>>
2007年08月07日

ganba_title.jpg
地球の未来のために、今すぐ 温暖化対策に「ロハスな生活」を
5_5.gif ■2007西博義

 参院選は与党の歴史的敗北に終わった。
 わが公明党も候補を立てた5選挙区のうち3選挙区で敗北するという苦杯を舐めた。
 敗因はいろいろ考えられるが、 選挙期間中は年金記録・社保庁問題や閣僚の相次ぐスキャンダルの対応に追われ、 本来の政策論争ができなかったことが悔やまれる。
 さて、 最近、 ロハスという言葉を聞くことがある。
 ロハス(LOHAS)とはLifestyles Of Health And Sustainabilityの略称で、 「健康と環境を志向するライフスタイル」 の総称である。
 ロハスの起源は、 98年アメリカの社会学者ポール・レイらが協力して開発したビジネス用語で、 ロハスな生活とは
▽体に安全、 健康な食べ物を食べる▽日常生活を改善して、 人や地球の環境に負荷がかからないよう暮らす▽質素に暮らし、 地球の資源を大切にするなど、 健康と環境を守る生活スタイルである。
 今年、 映画でも話題を呼んだアメリカ元副大統領アル・ゴアは、 著書 『不都合な真実』 の中で 「気候の危機は、 私たちに 『不都合な真実』 を突き付けています。 つまり私たちは、 自分の暮らし方を変えなくてはならないのです。 (略) 私たちは、 自らの民主主義に基づいて、 わが地球を守るための法律を作るよう、 みんなで行動を起こさなくてはなりません」 と訴えている。
 そして私たちにできることを具体的に提案している。
 日本では、 政府が温室効果ガス排出量6%の削減を実現するために、 冷暖房の温度調節、 エコドライブ、 過剰包装の削減、 節水、 節電など国民的プロジェクトとして 「チーム・マイナス6%」 を進めている。
 今年6月のハイリゲンダム・サミットでは地球温暖化対策について 「2050年までに温暖化ガスの排出量を少なくとも半減させる」 ことで米国も含めて合意した。
 これを受けて来年の洞爺湖サミットでは、 地球温暖化対策の大詰めを迎える。 京都議定書に続いて日本が再び地球環境の保全において世界の潮流を主導できるか、 そのリーダーシップが問われる。        
 温暖化対策では、 国民1人ひとりの環境意識の高揚と生活スタイルの見直しが問われている。
  「こんな大きな地球に私たちの行動が影響を与えるはずがない」 という考えは、 現代では通用しない。
 我々が使うエネルギーにより、 大気中の二酸化炭素濃度は確実に上昇し、 地球の温暖化は確実に進行している。
 公明党はこのたびの政権公約として 「国民総がかりで、 家庭で簡単にできる省エネ対策など、 二酸化炭素削減のための広範な国民運動を展開」 することを提唱した。
 私たち自身の日常の行動が地球温暖化の原因になっている。
 その意味で、 ロハスな生活というのは、 今までの生活スタイルを見直す1つの試みであると思う。
 私の家庭菜園も1年が経過して、 ますます充実してきた。 無農薬、 有機肥料の栽培にこだわっている。 今夜の夕食もピーマン・ねぎ入り野菜炒め、 トマト入りスープ、 オクラ・ウマイ菜のおひたしと我が家で採れた野菜がたっぷり。
 省エネにも日ごろから意識して、 節電などに取り組んでいる。
 地球の未来のために、 今すぐ、 できることから始めよう。


(2007西博義)
5_5.gif


5_5.gif

この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio