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2010年07月21日

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政党を超え本音で議論 参院選結果踏まえ新しい動きを
5_5.gif ■2010石田真敏

 新しい動きが起こりそうな、 いや起こさねばならないと決意を新たにした参議院選挙の結果でした。

 私の立場から今回の選挙の意義を言えば、
 ①国会の機能を全く無視するような、 民主党の強引な国会運営を何としても阻止しなければならないこと。
 ②強行採決しながら選挙のため廃案となった郵政法案、 CO2の25%削減法案など、 さらに民主党が成立を期している外国人参政権、 夫婦別姓、 教員免許更新の見直し、 公務員のスト権など、 日本の将来にかかわる重要な法案を十分な議論もせず成立させる国会にしてはならないこと。
 以上2点を懸念していただけに、 心底ほっとしました。

 まさしく民主党の暴走、 迷走を阻止するための、 我々の望んでいた 「ねじれ国会」 になりました。

 民主党は、 もはや数の力で思い通りに法案を成立させるわけにはいかなくなり、 法案の内容も抑制的にならざるを得ません。 また、 絶えず与野党間での協議が必要になります。

 しかし、 ねじれ国会で従来どおりの党利党略的な政治が行われるならば、 国会は直ちに行き詰まり混乱に陥ります。 これでは到底、 国民の理解も支持も得られず、 深い失望と日本のさらなる低迷を招くことになります。

 ねじれ国会をどう生かすかです。 ぜひ、 今までできなかった与野党が協力して政策課題を解決していくチャンスとすべきです。 そして、 そこで明確になる相違点こそ、 政界再編の軸や来るべき選挙での争点になります。

 さて、 参院選前に私は、 ある会合で皮肉をこめて、 民主党が政権をとって良かった面もあると発言しました。 それは、 民主党が主張するほどの無駄がなかったこと、 さらにどの政党が政権を担っても、 行うべき施策が多く、 支出抑制がなかなか難しいことが、 国民の目にも明らかになったからです。

 大半の国民は、 もはや先送りできない課題が数多くあることを十分に理解されています。 特に、 ここ数回の選挙でキャスティングボートを握った600万人ともいわれる方々は、 小泉改革では自民党を、 政権交代では民主党を、 そして今回はみんなの党を支持されました。

 今日の閉塞感を打ち破る政策が、 政治に期待されています。 この期待に応えなければ、 安定政権が誕生することはありません。

 自民党は、 これらの方々の共感を得る努力を含め、 今回の選挙を踏まえて、 新たなステップを踏み出さなければ再生できません。

 これまでも努力してきましたが、 国民の期待には応えられませんでした。 それだけに、 従来とは異なる視点とスピード感が必要です。 また、 縦割りでなく横串の通った議論でなければ、 国民の抱く不安や疑問を解決する策は見出せません。

 選挙目当てでも、 党利党略でもなく、 政党を超えて本音で議論し、 早急に結論を出すべき時がいよいよ来ました。

新たな政治行動が必要です。

 その際のテーマは、 参院選の公約作りに際して党内で私が提言した課題が一例になるはずです。
▽長寿時代をどう生きるか
▽子どもを産み、 育てるために何が必要か
▽年金・医療・介護制度をどう維持するか
▽雇用をどう確保するか
▽地域コミュニティをどう維持するか
▽地域経済をどう再構築するか
▽財政再建
▽日本の経済力をどう維持するか
▽日本の安全保障
▽教育政策
▽国の仕組みをどう改めるか
 以上のようなテーマについて、 地に足ついた議論を積み重ね、 早急に結論を出していかねばなりません。

 実現のため精一杯がんばります。


(2010石田真敏)
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