出発は土曜の業務終了後―。一晩掛けてメバルの聖地「串本~新宮間」ランガンの旅に行ってきました。
夜釣りだし、長距離ドライブだし、一人で行くのは道中でも現場でも寂しすぎます。道連れにY師匠を引き連れにすることを決めましたが、師の仕事終了時間は午後8時。すなわちその時間から紀伊半島の向こう側まで行くことになりそうです。潮位的にはあまり芳しくないド干潮ということになりそうです。
とりあえず、師の業務終了までの待ち時間ホームグラウンドの由良町の港に釣行。思いの外、北西風が強くて釣りにくかったですが、10分ほどで12cmほどのちこいメバルを3匹ゲット。まずまず幸先のいいスタートを切れました。
幸先のいいスタートに
由良で北西風が強いということは、紀伊半島裏側の新宮ではほぼ無風でしょう。8時半過ぎ、師とともにロングドライブを開始し、11時くらいに現場に着。読み通り現場では無風で、非常に釣りやすそう。最初に訪れた急深の砂利浜では先行者もロッドを振っていたが釣れている気配はなし。自分たちも粘るも生物反応はゼロでした。
その後、釣り場を転々とし、漁港のテトラ回り、ゴロタ、サーフなどをランガンしましたが、アタリすらなし。師に「こんなところまで連れてきてボウズかい!」と怒られながらも、「一発大物狙いはこんなものよ」と自分で自分を納得させました。ちこいの数釣りたかったら中紀とか紀北でええので。
情報や自分の足で調べたところ、串本西側から御坊周辺までの紀伊半島西側は、メバルの魚影がかなり薄く、狙って釣るターゲットにはなりづらい。水温の関係かと思われます。日ノ御碕を境に北側でポツリポツリの見られるようになり、北に行くほど魚影が濃い気がします。ちなみにこのエリアで普通に釣れるのはシロメバルがメーン。黒潮の影響を受けづらく、塩分濃度も何かしら関係しているのかも。ちなみに串本から東の大メバルはクロメバルだと思われます。
夜通しメバリングで探りを入れるもついに撃沈。最後のポイントでは仕方なく落とし込みで20cm近い良型ガシラをゲット。ボウズ逃れの最終手段でした。
最後の手段に出ました
帰路、毎年春先にでかいカマス(タイワンカマス)が釣れるポイントに寄ることに。猟師さんや遊漁の船の出港時間が迫っており、船が動き出すと釣りにはなりません。おそらく30分も釣りができない時間帯にポイントに到着しましたが、1キャスト目でいきなりヒット。以後入れ食いとなり40~50cmをなんとか5匹ゲットできました(バラシも多数ありました)。
なんとか5匹ゲットです
ちなみにこのカマス大きいモノでは太さがちょうど缶コーヒーくらいあり、一匹キープで十分おかずになります。メバルロッドにPE0.15号の細糸。リーダーもそのまま1号というタックルで50cmの大カマスはなかなかスリリングです(抜き上げが大変)。
太さはこんな感じ
その後、朝まずめにショアジギングやメッキゲームを敢行するもあえなく撃沈。結局でかいカマスだけという、いつもの釣果に終わりました。メバルは次の機会にリベンジです。(海)