2008年05月01日

2008 90.それ以前

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子どもが安全に遊べるまちに

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青色パトカーと隊員

宅地開発に伴い人口が急増している和歌山市の住宅団地 「和大学園前ふじと台」 で28日、 住民による自主防犯パトロール隊の発足式が行われた。団地の住民はじめ開発業者の浅井建設(株)関係者ら約70人が出席し、浅井建設の浅井瑛介会長や和歌山北署の湯川敏行署長、パトロール隊の成戸正樹隊長らが期待と決意のあいさつ。 終了後、そろいの制服に帽子をかぶった隊員が青色パトカーで地区内の巡回をスタートさせた。

浅井会長は 「ふじと台は今後、 新駅やショッピングモールもでき、 約3万人が住むマンモス団地になる。 このパトロール隊の発足により、住民にとっての安全・安心なまちづくりはもちろん、 日本国中に自主防衛・防犯意識が高まることを期待している」 とし、 和歌山北署の湯川署長は「警察と地域の人々で連携を密にとりながら、 『自分たちのまちは自分たちで守る』 という自主防犯のまちづくりを目指してほしい」 とあいさつ。
式の終わりには、 パトロール隊の成戸隊長が 「人口の増加に伴い、 子どもや老人に対する安全対策を心から願っている。 地域住民で協力しながら、 安心・安全なまちづくりを心がけることを誓います」 と決意を表明した。
参加者らが見守るなか、 パトロール隊独自のワッペンが入った制服に、 きしゅう君のイラスト入りの帽子をかぶった隊員が、県内初の警察のパトカーと同じデザインの青色パトカーに乗り込み、 地区内の巡回へと出発。 成戸隊長は「子どもが安全に走り回って遊べるようなまちにしたい」 と話している。
現在、 同分譲地には約800戸、 約3000人が住んでおり、 パトロール隊はふじと台地区内の4つの自治会が主体となり約30人でスタートする。 今後、 パトカーでの巡回や児童の登下校時の見守りなどの活動を展開する。




カヌー体験に大はしゃぎ

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カヌーを楽しむ子どもたち

社会奉仕活動の一環として、 海南市の海南東ロータリークラブ (山名正一会長) は27日、 障害児者と家族でつくる「海南たんぽぽの会」 (原田郁子会長) との交流会を開催。 ことしは和歌山市毛見の和歌山セーリングセンターに招待し、子どもたちはカヌーなどのマリンスポーツを楽しんだ。
花見やイチゴ狩りなど、 毎年趣向を変えて続けている催し。 両会の会員ら95人が参加し、 はじめに山名会長は 「絶好の行楽日和。普段はできない体験なので、 1日楽しく過ごしてください」 とあいさつした。 カヌーやモーターボートに乗った子どもたちは、風を切って海上を走る感覚に大はしゃぎ。 海面を手で漕いだり、 「いやっほー」 と歓声を上げたりして喜んでいた。 乗らない子どものために、ハーブ石けん作りの体験も用意した。
原田会長は、 「この日を楽しみに待ちわびていた子も多く、 めったにできない経験をさせてあげられて良かった」 と話していた。




紀美野の生石高原で山開き

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青空の下で行われた山開きの神事

行楽シーズンを迎え、標高870メートルの山頂にある紀美野町の生石高原で29日、山開きが行われ、周辺自治体から関係者約150人が参加して観光客や登山者の安全を祈った。
紀美野町、海南市、有田川町でつくる県立自然公園生石高原観光協会が主催。弘法大師を祭る笠石の下で神事が行われ、五明神社(有田川町)の岩本道弘宮司がお祓いやお供えをした後、参加者は玉串を奉てんして祈りを捧げた。続いて、観光協会会長の寺本光嘉紀美野町長ら5人によるテープカットが行われ、寺本町長は 「潤いや安らぎを与えてくれる美しい自然は、私たちの大きな財産。すべての人が楽しめる生石の景観をこれからも守っていきたい」 とあいさつした。
午後からは野上八幡神社の奉納太鼓や、温泉無料入浴券などが当たるもちまきが行われ、青空の下、多くの親子連れでにぎわった。高原には昨年、約4万人の観光客が訪れている。





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