2008年05月10日

2008 04.文化・くらし

大新小学校の屋内運動場が完成

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旧講堂の面影を残す屋内運動場

平成19年7月12日から工事が進められていた和歌山市新大工町の市立大新小学校(伊澤佳史校長)の屋内運動場がこのほど完成し9日、竣工式が行われた。運動場は昭和31年に建設された既存の講堂の老朽化が進んだため代替施設として同校敷地内にあった大新幼稚園(18年3月廃園)跡地に新築。旧講堂の名残をそのままにと市内では珍しい固定式ひな壇が整備されており、音響設備にもこだわった造りとなっている。

屋内運動場は、鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は989・74平方m。総事業費は2億9275万8900円。旧講堂の約1・5倍の広さでバスケットボールやフットサルなどもできる広いスペース。旧講堂はひな壇が印象深く、その思い出を残したいと今回の屋内運動場にもアーチ型の固定式ひな壇(4段)が設置されている。音響設備はスピーカーなどにこだわりをみせ、場内のどの場所に居ても音が一定に聞こえるような特徴を持つ。そのため、合唱や演劇に向いており、ひな壇とともに効果を発揮する。
式では大橋建一市長が「舞台下のひな壇も旧講堂の特色を生かしています。新しい気持ちになるこの体育館で、精いっぱい活躍して、伸び伸びと元気に明るく育っていただきたい」と祝辞。伊澤校長は 「みんなの心を1つにして、この体育館で美しい歌声を響かせ、思いっきり汗をかいて体も鍛えてほしいです」 とあいさつした。
その後全校児童らによる合唱と、6年生による同校伝統の大新太鼓を披露。講堂を思い出すことができるこの体育館で喜びの気持ちを表した。
旧講堂は来年に撤去を予定しており、今後は新しいプールの計画も進めるとしている。





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