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試合前の調整に余念がないゴー選手
2月に女子プロボクシングテストに合格したクラトキボクシングジム(和歌山市園部・原田哲也会長)の真道ゴー(20)=本名・橋本めぐみ・フライ級=が 25日、県立体育館で開かれる第13回紀の国KOボクシング(同ジム主催)でプロデビューする。先月からアルバイトも中断し、朝から晩までボクシング漬けの生活を送っており、デビュー戦に向け調整は順調のようだ。
対戦相手は大阪のワイルドビート所属の秋田屋まさえ(30)。大学を卒業してすぐにボクシングを始めて8年。すでに10戦以上のキャリアを持つベテラン。さらに、JBC(日本ボクシングコミッション)非公認時の日本フライ級チャンピオンも経験した強敵だ。
ゴー選手は4月から、デビュー戦に向け、ボクシングに専念。毎朝6時に起床し、母校の和歌山北高校へ出向き1時間弱走り込みを行う。その後、9時からはジムで練習し、いったん帰宅。そして、午後6時からまたジムで練習を行う。
2カ月前に比べ、顔が引き締まり、上腕の筋肉がついて力強さもアップ。原田会長は 「練習もまじめにこなし、すごく勉強熱心。試合では何も考えず前に出て打つことだけを考えてほしい」 と話す。
紀の国KOボクシングでは全10試合が組まれており、ゴー選手はセミファイナルに登場する。デビュー戦としては異例の順番。注目度の高さがうかがえる。また、ゴー選手が同校バスケットボール部出身ということもあり、同校の教諭や現役部員らの大応援団が応援に駆けつけることになっている。
ゴー選手は 「相手のことはまったく知りません。どこまでやれるか楽しみ。結果だけじゃなく、私が戦っている姿から何かを感じてもらえれば」 と話している。
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