2008年06月05日

2008 04.文化・くらし

保護者が子どものために教室をリフォーム 城北小学校にドリームルーム完成

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ドリームルームで昼食をする6年生

和歌山市鷺ノ森南ノ丁の市立城北小学校(津田成章校長)の校舎2階に、 余裕教室をリフォームした 「ドリームルーム」 が完成した。この部屋は保護者が子どもたちのために約1カ月かけて床を張り、 壁を塗り替えるなどして改修してきたもので、2日には6年生30人が初めて昼食会として利用。 空をイメージするような青を基調とした空間で、 子どもたちの笑顔がはじけていた。

同教室は、 以前は普通教室として使われていたが、 近年は児童数の減少で余裕教室として使用。学校ではこの部屋をさらに有効活用できないかと考え、 食事を通して友達の輪を広げたり、 食に対する感謝の気持ちなどを伝えたい、さらに大きな絵を描いたり、 寝ころんで本を読んだりできるような空間にと、 津田校長が育友会(小島渉会長)に改修を依頼した。
教室の改修は、 育友会のボランティアが行い、 塗装業を営む保護者が壁を塗ったり、 地域の職人の協力を得て床の張り替えが行われるなど、 地域ぐるみで完成。 「ドリームルーム」 の名前は津田校長が名付けた。
初披露となった昼食会では、 児童たちは手作りの明るい教室にびっくりした様子。 大峰葉月さん(11)は 「この部屋で授業したら勉強がはかどりそう」。 上田永樹君(12)は 「落ちつける。 夏にこの部屋で読書したい」 と笑顔。
津田校長は 「子どもたちがほっとできる場所を作ってほしいと、 依頼しました。 食べることを通していろいろなことを学んでほしいし、さまざまなことを遊びにも学習にもどんどん活用してほしい」 とコメント。 小島会長は 「子どもたちの喜ぶ顔が見られて、 作ってよかった」と話していた。





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