2008年09月09日

2008 00.社会/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

大地震に官民連携 紀の川市で県防災総合訓練

奈良県との県境を震源に発生したマグニチュード7・3の地震を想定した第45回県防災総合訓練が7日、紀の川市の打田グラウンドと打田体育館で県や紀の川市、那賀管内の防災関係者や自衛隊、警察、日赤や医療機関、民間のボランティア団体、高校生など69機関、1900人が参加して行われた。約3時間にも及ぶ大規模訓練で防災関係機関と地域住民らが連携し迅速な体制を発揮した。第1回紀の川市防災総合訓練も同時実施した。
午前9時、紀北地方で非常に強い揺れを感じる地震が発生。紀の川沿いを中心に、家屋の倒壊や火災が発生し、橋や道路の損壊、山崩れ、落石、交通・通信・電力・ガス・水道等の施設機能がまひ状態となり、救援活動が妨げられ多数の死傷者が発生したとの想定で行われた。
はじめに仁坂吉伸知事が地域防災計画に基づき災害本部を設置し防災機関に出動の要請を行い、住民の避難誘導、孤立住民の救出、負傷者の救護、罹災者に対する食料等の供給、消火・水防活動、公共土木設備・電力通信施設などの応急復旧の開始と順次進められた。
被害情報収集では、モーターハングライダーが被災地上空から撮影した映像を現地本部へ伝送、受信したものを訓練会場で放映した。また、ヘリコプターで空輸した自衛隊バイクや県警モトクロスバイクとヘリコプターで空と陸の両面からさらに詳しい被害状況を調査した。 決壊した河川では、 那賀消防組合や紀の川市や岩出市の消防団が土のうを積み上げ水防工法訓練を実施した。





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