2008年09月23日

2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

人口増の対策等争点に 岩出市長選スタート

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左から下村雅洋氏、中芝正幸氏、土岐健二氏

任期満了に伴う岩出市長選挙が21日告示され、7日間の熱い戦いの火ぶたを切った。立候補者の顔ぶれは予想通り、届け出順に、共産党紀北地区委員長で新人の下村雅洋氏(53)=共産=、現職の中芝正幸氏(65)=無所属自民、公明、民主、社民推薦=、元岩出市議の土岐健二氏(57)=無所属=の3人。各陣営は立候補の届け出を済ませ、選挙事務所で第一声。支援を呼びかけた。

下村候補の出陣式は岩出市中黒の選挙事務所で行われ、約100人(主催者発表)の支持者が集まり気勢を上げた。
年金者組合那賀支部の土屋いつ子支部長が「下村さんの名前を広げきるため一緒に頑張りましょう」。紀北民主商工会の永山安代副会長が「中小零細業者、働く市民のために革新の下村市政を実現させてほしい」と呼びかけた。共産党県労働者後援会役員の武田正利さんは同市の教育問題を取り上げ、「よりよい教育環境を提供していくために下村市長実現のため応援していきたい」。同党市議団の市来利恵議員は「計画的にお金を使い皆さんの要求の1つひとつを実現できる確かさ、ここにあります。皆さんのお力を」と一層の支援を訴えた。
花束を受け取った下村候補は「第三中学校の建設、中学校卒業までの医療費無料化、必ず実現できます」と意気込みを述べ、後期高齢者医療費制度廃止については全力を尽くすことを約束。「ぜひ勝たせていただきたい。28日の岩出市の改革をともに実現していこうではありませんか」と声を響かせた。

中芝候補の出陣式は、岩出市高瀬地区内の選挙事務所前で行われ、約2000人(主催者発表)の支持者が集まって気勢を上げた。
川口文章選対本部長が「中芝市長の政策は間違っていない。ぜひとも大差をつけて圧勝させてほしい」と支援を訴えた。来賓には、世耕弘成、鶴保庸介両参院議員、谷本龍哉、石田真敏、西博義の3衆院議員ほか、大橋建一和歌山市長、中村愼司紀の川市長、吉道勇貝塚市長、藤本眞利子、野見山海両県議らが駆け付け、仁坂吉伸知事や橋下徹大阪府知事、二階俊博経済産業大臣からもメッセージが寄せられた。
山本茂博選対事務長は「岩出市長は中芝さんしかいない。さらなる支援の輪を広げてください」と力強く支援者にあいさつした。
中芝氏は「3期12年は頑張ろうと思い、さまざまな政策を行ってきました。今そのほとんどは達成できたと自負しています」と振り返り、「地方の状況が厳しい。あと4年で施策の再構築をし、さらなる岩出発展の基盤を作りたい」と、決意を表明し、街宣カーで市内を回り、スーパーなど7カ所で街頭演説を行った。

土岐候補の出陣式は岩出市根来の選挙事務所で行われ、支持者ら約300人(主催者発表)がピッチャー交代と気勢を上げた。
豊田栄一選挙本部長が「土岐健二の政策がかなり市民に浸透してきたように感じています。追い風が吹き始めておりますが相手は強大、力を緩めることなくご支援を」と団結を呼びかけた。
そろいの白いTシャツと黄色のハチマキを首にかけた運動員らの拍手の中、登壇した土岐候補は「ピッチャー交代マンモス中学校を解消子育て母親支援の3つを旗印にした公約選挙を明言している」とし、若いママさん支援では児童手当を月額5000円アップし、マンモス中学校解消では第三中の建設に取り組むことなどマニフェストに沿った公約選挙を強調、「中芝政権から政治を取り戻し、私に岩出市のかじ取りをさせていただきたい」と力を込めた。
全員で「ガンバロー」を三唱したあと、街宣車に乗り込み、まず地元の根来地区から立候補のあいさつに出発、市内全域を回りながら主なところで選挙カーから降り街頭演説した。





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