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報知器や避難はしごなどをチェックする那賀消防署員 |
大阪難波の雑居ビル個室ビデオ店で客ら15人が死亡した火災を受けて那賀消防組合本部は1日、同じ形態の管内2カ所の店を緊急立ち入り検査し、消防器具の点検や避難通路を確保するための指導などを行った。
予防課の署員6人が査察した岩出市中迫の国道24号備前交差点近くの「ビデオ三昧」では、店内を区切るように設けた棚にビデオが多数置かれた販売コーナーや個室の試写室などを約30分間、念入りにチェック。火災報知器や避難はしごなどの設置や出入り口が2カ所以上確保できているかなどを確認した。
査察した署員からは、避難はしごを下ろす所にある荷物をほかに移すこと、報知器近くにあるモニターの位置を変更すること、のれんを防炎加工したものにするなど7点の指導があり、同店オーナーは「早急に対応し、来店者の安全を確保したい」と話していた。
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