和歌山市の関さんが県新記録　マスターズ宮崎大会で60歳代女子棒高跳びでV

第29回全日本マスターズ陸上競技選手権大会宮崎大会が宮崎市の生目の杜運動公園陸上競技場で開催され、女子60歳代(W60)棒高跳びで和歌山市の主婦、関めりこさんが2メートル20の県新記録で優勝を飾った。 国内だけでなく台湾や香港の参加者も含め約1300人がトラック、フィールドの各種目に挑戦。 県勢では関さんをはじめ10選手が19種目で入賞した。

学生時代に陸上競技の経験がない関さんはホノルルマラソン完走をきっかけに40歳からマスターズ陸上に参加。 走り高跳びや円盤投げで活躍する傍ら45歳の時に日本で最初の女子棒高跳びの選手として競技会に出場、 以来同種目の先駆者として競技仲間をリードしながら普及に尽力してきた。
神戸で毎週1回開かれている練習会にも欠かさず参加、 記録も47歳で2メートル30、 50歳で2メートル35と着実に伸ばし、 今回の宮崎大会では2年前から畠中信子さんが保持していた県記録の2メートル10を10cmも上回る見事な跳躍を決めた。 金メダルを手に関さんは 「練習の成果が全国大会で発揮できたことにとても満足しています。 次の目標はW60の日本記録2メートル36です」 と新たなチャレンジに瞳を輝かせた。

県勢の入賞は次の通り。
【男子】八十ハードルM70(2)鴻池清司(和歌山市)14秒58▽三百ハードル同(2)鴻池清司54秒04▽八百M75(2)中川尚司(橋本市)3分6秒98▽千五百同(4)中川尚司6分34秒18▽五千競歩M55(4)上野永嗣(同)33分8秒57▽砲丸投M55(6)貴志まこと(印南町)8メートル09▽円盤投同(7)貴志まこと23メートル48▽やり投M80(2)森川幸四郎(田辺市)28メートル85

【女子】棒高跳W60(1)関めりこ2メートル20▽走高跳同(2)関めりこ1メートル0▽三段跳W75(2)安東八重子(美浜町)5メートル23▽砲丸投W50(2)貴志栄子(印南町)9メートル70▽同W75(2)安東八重子5メートル61▽円盤投W45(3)松本朋子(和歌山市)23メートル25▽同W50(2)貴志栄子25メートル53▽同W60(2)関めりこ19メートル05▽同W75(2)安東八重子11メートル57▽ハンマー投W45(2)松本朋子23メートル65▽同W75(2)福島妙子(和歌山市)12メートル88。