2008年10月18日

2008 02.政治・経済

京奈和道関連に23億円 国の補正予算成立

国の総合経済対策を具体化するための平成20年度補正予算が16日、 参院本会議で自民・公明の与党と民主党などの賛成多数で可決、 成立した。 補正予算は総額1兆8081億円。 燃料高騰に伴う農林水産業向け支援、 中小企業向けの資金繰り支援 (4469億円) などが柱。 県関係では京奈和自動車道関連で計23億円が盛り込まれている。 仁坂吉伸知事は 「経済情勢は8月末よりも悪化しており、 追加経済対策の実施を期待している」 とコメントした。

補正予算ではこのほか、 災害復旧・防災、 学校耐震化に7296億円、 高齢者医療の不安解消に3518億円が盛り込まれている。 また、 道路特定財源の暫定税率失効に伴う地方税減収補てん臨時交付金法も成立した。
道路関係で県内分の主な事業は次の通り。 和歌山市=国道24号和歌山北バイパス改築1億7600万円▽24号耐震補強1億円◇紀の川市・岩出市・橋本市=24号紀北西道路改築 (紀の川市 - 岩出市) 4億円▽24号紀北東道路改築 (橋本市 - 紀の川市) 19億円▽西川原粉河線改築 (粉河 - 猪垣) 5000万円▽371号橋本バイパス改築1億5000万円 (補助) など▽紀美野町=42号防災対策1億1000万円
仁坂吉伸知事 今回の補正予算措置で農林水産業はじめ、 トラック運送業など燃料負担の増加で深刻な影響を受けている業種への支援、 中小企業への金融支援が強化される。 また、 地方自治体が緊急総合対策に対応した施策を実施するための交付金制度も創設され、 地方への配慮がなされたことに感謝している。 国の経済情勢は、 緊急総合対策をとりまとめた8月末よりも悪化しており、 政府が追加経済対策に適時適切に取り組まれることを期待している。





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