2008年12月04日

2008 00.社会

インフルエンザ 今シーズン初の学級閉鎖

県難病・感染症対策課は2日、 和歌山市の名草小学校と有田川町の藤並小学校から今シーズン最初のインフルエンザと見られる集団風邪の発生届け出があったと発表した。 集団風邪の最初の報告は昨年より20日ほど遅いが、 ことしの患者報告数は第46週(11月10 - 同16日)から増えており、 同課は 「流行が早かった昨年と同様、 今後急速に増える可能性がある」 として注意を呼びかけている。

集団風邪が発生した名草小学校では3年の1クラス27人のうち23人がり患し8人が欠席。 3日から5日まで学級閉鎖とした。 また藤並小学校は5年の1クラス32人のうち21人がり患、 11人が欠席。 2日午後から4日までの学級閉鎖となっている。
県内に50カ所あるインフルエンザの定点報告機関からの連絡では、 第43週(10月20 - 同26日)に1人が報告されて以来、 徐々に増加。 第46週に71人、 第47週(11月17 - 同23日)は78人となり、 流行開始の指標である1定点当たり1・0を超え1・56となっている。
インフルエンザウイルスの分離状況では、 岩出市保健所から搬入された咽喉拭い液2検体を県環境衛生研究センターで検査した結果、 岩出市の女性患者(38)からA香港型が検出されている。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、 第47週の患者報告数は2632人で、 全国5000カ所ある定点報告機関当たりの患者数は0・58。 ウイルスの分離状況は11月28日の報告分でAソ連型2件、 A香港型5件、 同B型3件となっている。





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