2010年02月14日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

若者サポステが打田で初の出張講座

若者サポートステーション和歌山

「柔軟に考えて」 と吉増さん

若者の自立を支援する若者サポートステーション和歌山(山際和幸所長)は10日、 紀の川市の打田生涯学習センターで初めての出張講座 「ニート予防をめざした金銭基礎教育プログラム」 を開いた。 同市在住の男女5人が参加。 講師のキャリアコンサルタント吉増尚子さんは 「職業は自分の生活スタイルに合わせて柔軟に考えることが重要」 と参加者にアドバイスした。

吉増さんは、 正社員、 派遣社員、 フリーターの、 給料や保障、 希望、 拘束時間などの違いを説明した上で 「雇用環境が悪い中で、 理想の生活ができないかもしれない」 とし、 「家賃が高ければ引っ越す。 また、 誰かに頼ったり、 助け合ったりすることも必要」 と訴えた。

10カ月前から支援を受けている男性(23)は 「今日のセミナーは実践的で分かりやすかったです。 カウンセラーの人たちに相談することで、 不安が薄れつつあります」。

同団体は1年半前に設立され、 主に県内北部地域が対象。 これまでに250人、 常時50人ほどの支援をしている。 拠点は和歌山市雑賀町の事務所だが、 ことしから紀の川、 海南、 橋本、 有田の4市で出張セミナーを開く。 対象は働くことに不安を持つ40歳までの若者と、 その保護者など。 山際所長(63)は 「今後も、 若者の 『一歩踏み出す勇気』 を後押ししていきたい」 と話している。





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