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杉本会長から中野生徒会長に手渡された |
岩出・紀の川アパートマンション管理者防犯連絡協議会(杉本道夫会長、 会員124人)と岩出署は16日、 紀の川市の県立粉河高校に自転車のチェーン錠を贈呈した。 昨年度は生徒780人のうち279人が自転車通学だった。 応接室で行われた贈呈式には、 杉本会長のほか、 同協議会の清滝時男相談役、 山田晃司会計役も参加。 同校生徒会の3役員に 「自転車盗から守ってください」 と錠を手渡した。
同協議会は、 警察との連携と、 住みよいまちづくりを目指すことを目的に活動している。 同事業は県内で自転車盗の発生が増加する中、 被害に遭った高校生のうち、 66%が無施錠だったことから、 施錠率向上を図るため協議会の役員らで決定した。
寄贈した錠は長さ61センチの3ダイヤル式で350個。 杉本会長(78)は 「『盗まれたらまた買う』 という気持ちではなくて、 自転車を大切にしてほしいですね」、 2年の中野貴稀生徒会長(17)は 「自分も鍵を抜き忘れて盗難に遭ったことがあります。 今後、 鍵をきちんとかけるようにみんなに訴えていきます」 と話した。
岩出署によると、 昨年、 県内の自転車盗被害届けは2645件。 被害者のうち3割が高校生だった。 福田貢地域課長は 「2重ロックの自転車は盗まれない。 チェーン錠を活用して自転車盗を減らしたい」 と話した。
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