2010年05月06日

00.社会

広く便利に、和歌山地裁が建て替えへ

和歌山地方裁判所 (和歌山市二番丁)

リニューアルされる地裁の庁舎

和歌山地方裁判所 (和歌山市二番丁) は、 国の昨年度予算から、 新庁舎の建て替え事業に着手した。 平成26年度末の完成予定を目指し、 現在、 敷地の調査などを実施。 6月ごろから本格的に取り掛かる。 延べ床面積は現庁舎の約1・4倍になり、 狭隘 (きょうあい) 化の解消が見込まれる。 同裁判所総務課は 「利用者の方にご迷惑をお掛けすることもありますが、 新庁舎になれば利便性が良くなることが予想されるので、 ご理解いただきたい」 と話している。

同課によると、 現庁舎は ロの字型 で、 昭和39年に完成、 老朽化も進んでいた。 地上3階建てで約7600平方メートル、 新庁舎は地上6階建て、 地下1階の約1万1000平方メートルとなる。 執務室が広くなり、 構想中だが、 法廷や調停の部屋などが増える可能性があるという。

新庁舎で新しく建設される地下1階は、 全国の裁判所では一般的で、 同地裁での使用方法は未定だが、 通常は機械室や記録庫に利用されているという。

新庁舎の着工に伴い、 現庁舎の一部を取り壊すため、 現庁舎東側に仮庁舎を設置する。 6月から駐車場が全面的に使用できなくなり、 同課は 「裁判所に来られる人は、 公共機関か別の駐車場を利用してほしい」 と呼び掛けている。 新庁舎が完成するまでは、 仮庁舎と現庁舎の通称 「家裁棟」 で、通常業務を行う。完成すれば、家裁棟と仮庁舎を取り壊し駐車場を復活させる。

同裁判所内には、 平成19年10月に裁判員裁判の関連施設を収めた2階建ての南別館が建てられている。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio


00.社会 - 同カテゴリの記事






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif