2010年05月09日

00.社会

和歌祭と頼宣の物語、当日に小学5年生の2人が紙芝居披露

「和歌祭」 の紙芝居

紙芝居を制作し実演する永西さん左と御前君

「和歌祭」 の紙芝居を和歌山市湊の永西紗耶香さん (10) =湊小学校5年=と同市榎原の御前友宏君 (同) =松江小学校5年=が制作。 16日の祭り当日、 和歌山市和歌浦西の紀州東照宮会館前広場で披露する。 4年前に2人が作った紙芝居 「頼宣物語」 も実演する予定で、 「和歌祭のことや、 祭りを始めた初代紀州藩主頼宣の素晴らしさをもっと知ってほしい」 と張り切っている。 午前11時から午後零時半まで。

2人が和歌祭と頼宣に興味を持ったのは、 4年前に出版された 『WAKUWAKUわかやま和歌祭』 制作にかかわってから。 その直後に、 「頼宣が、 家康や吉宗に比べてあまり知られていないのが残念」 と分かりやすい紙芝居にして、 イベントなどで実演してきた。

そしてことしは、 「和歌祭をまだ知らない人がたくさんいる。 見に来て楽しんでもらいたい」 と、 和歌祭を紙芝居に仕上げた。 カラフルな絵のほか、 写真を張るなど工夫。 祇園祭や葵祭と並ぶ日本三大祭りだったこと、 掛け声が独特なことなど、 2人の楽しい掛け合いでポイントを紹介する。

「和歌祭が大好き。 特にみこしおろしがすごい」 と2人。 御前君は、 「和歌祭が390年近くも続いたのは、 頼宣が、 武士だけでなくみんなが参加できるようにしたからと思う」 と、 永西さんは 「『頼宣物語』 に入れた頼宣14歳の時の話が好きです。 どうぞ見に来てください」 と呼び掛けている。

紙芝居実演は、 地域通貨わかの会が主催し野うさぎの森が共催する 「わくわく和歌祭を楽しもう」 の一環。 友宏君の母親で童話作家の陽子さんが、 行列の面白さを大きなパネルで説明するほか、 妹背山語り部の会の小林護さんが 「東照宮今昔物語」 を楽しく話す。

問い合わせは小林さん (TEL073・445・0494)。





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