2010年05月17日

03.スポーツ

智弁が猛打で優勝、春季近畿地区高校野球県2次予選

春季近畿地区高校野球大会和歌山県2次予選

〔2回表智弁、 1死2、 3塁〕 道端の右翼線への2塁打で2塁から本塁に突入する西川

春季近畿地区高校野球大会県2次予選の決勝、 3位決定戦が16日、 田辺市民球場で行われ、 決勝では智弁和歌山が神島を12―1で下し2年ぶり6回目の優勝を飾った。 3位決定戦では向陽が粉河に10―3で快勝、 2年連続6回目の近畿出場を決めた(近畿大会は今月29日から県営紀三井寺球場で開幕。 県からは3位までが出場する)。

◇決勝(16日、 田辺市民球場)
智弁
18002100012
0000001001
神島
〔智〕 青木―道端 〔神〕 上中、 津本、 虎伏―榎本▽本塁打=坂東 (智) ▽2塁打=城山、 西川遥、 道端、 瀬戸

智弁は初回、 先頭の城山が死球で出塁、 岩佐戸が四球を選び無死1、 2塁から西川遥が中前適時打を放ち鮮やかに先制した。 2回には、 瀬戸の右越え2塁打を皮切りに一挙8安打を放ち、 打者1巡の猛攻で8点を奪い試合を優位に進めた。 5回には無死1塁の場面で、 坂東が左中間越えの2点本塁打を浴びせて試合を決めた。 守っては、 先発青木が安定した投球で神島打線を手玉に取り、 9回1失点の完投を収めた。 同投手はひじを負傷し、 痛み止めを飲んで試合に臨んだが、 けがの影響を全く感じさせない投球で打者を圧倒した。 西川遥外野手は 「相手が左投手だったので気負わずに走者を進めることを考えて打席に入りました」 と先制適時打の場面を振り返った。 完投した青木投手は 「本調子ではなかったので打たせる投球を心掛けました」 と話した。

◇3位決定戦(同)
向陽
40040101010
0011100003
粉河
〔向〕 中岡、 谷口、 山本―大槻 〔粉〕 林、 若林裕―中村▽3塁打=大槻(向)▽2塁打=森、 西山2、 大槻、 西岡2、 山本2(向)土井(粉)

向陽3位切符

向陽は初回、 先頭の森が中越え2塁打で出塁。 相手投手の暴投で3塁へ進むと、 続く大槻が三遊間を破って先制。 さらに大槻が2盗、 山本の左前適打で無死1、 3塁とし、 山本の2盗で2、 3塁と好機を広げると、 西山が中越え2塁打を放ち試合の流れをつかんだ。 4回にも大槻の右前打をきっかけに、 西山、 西岡らが連続適時打を浴びせて4点を追加した。 守っては先発の中岡が試合を組み立て、 谷口、 山本と継投。 要所を締める投球で粉河打線を3点に抑えた。 4打席4安打の猛打賞だった大槻捕手は 「昨日は役に立てる打撃ができず迷惑をかけました。 今日はバットがよく振れていました」 と振り返った。
4打数4安打の大槻捕手
4打数4安打の大槻捕手

試合結果は次の通り。
◇準決勝 (15日、 田辺市民球場)
神島
0001000023
1100000002
向陽
〔神〕 虎伏―榎本 〔向〕 藤田―大槻▽2塁打=上中(神)
智弁和歌山
15010500618
0000000000
粉河
〔智〕 上野山―道端 〔粉〕 若林裕、 鈴木、 若林昭―中村、 乾▽本塁打=岩佐戸、 坂東(智)▽3塁打=城山(智)▽2塁打=岩佐戸(智)
【智弁和歌山】監督=高嶋仁▽主将=城山晃典▽選手=吉元裕、 道端俊輔、 山本定寛、 岩佐戸龍、 瀬戸佑典、 小笠原知弘、 坂東裕貴、 西川遥輝、 宮川祐輝、 藤井健、 畑中良太、 久保翔平、 西川優輔、 青木勇人、 上野山奨真、 古田恭平、 平岡志大、 中村恒星、 山本隆大
【向陽】監督=石谷俊文▽主将=西岡俊揮▽選手=藤田達也、 大槻司、 西山克哉、 津村勇宜、 森敏郎、 鈴木健太、 山本隼司、 岡本祐太朗、 伊東凌佑、 谷口祐平、 中岡和章、 佐々木駿、 東山拓真、 辻岡栄二、 長田龍誠、 西一気、 三世拓也、 坂口大樹、 古木伸哉





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