貴志川クラブが14年ぶり優勝

第41回全国ママさんバレーボール大会県予選会が23日、和歌山市土入の市民体育館で開かれ8支部の代表18チームが激突した。決勝では那賀支部の貴志川クラブが海草支部のオリオンクラブをセットカウント2―0で下し、14年ぶり2回目の優勝を飾った。貴志川クラブは7月22から25日に群馬県総合スポーツセンターで開催される全国大会に、準優勝のオリオンクラブは7月17日、滋賀県が会場となる近畿親善大会にそれぞれ出場する。
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貴志川クラブが14年ぶり優勝

準優勝のオリオンクラブ

第27回大会以来の制覇を目指す貴志川クラブは初戦からレフトの野間が大活躍。スピードとパワーのあるスパイクが相手コートにさく裂、勝負どころでの高い決定率がチームのムードを盛り上げた。セッター森とのコンビも抜群で正確なトスが野間のプレーを引き立て、攻撃のリズムをつくった。守備ではサーブカットが安定したもののレシーブにやや不安もあり、準決勝の由良戦では1セットを失った。セットカウント1―1のピンチにも全員が気を引き締め積極的にプレー、第3セットは主導権をにぎり快勝した。決勝のオリオン戦は守備と攻撃の両方から流れを生み出し、スキのないバレーで圧倒的な力を発揮して見事全国切符を手にした。同チームの田村美和主将(42)は「レシーブには問題がありましたが、攻撃は良かったです。全国大会では1つでも多く勝ち優勝に近づけるように、楽しく挑戦したいです」と、大舞台への抱負を語った。各試合結果は次の通り。

◇1回戦=日高クラブ2―0ガイア▽太田クラブ2―0X・X

◇2回戦=日高クラブ2―0大浦クラブ▽箕島クラブ2―1・2Vクラブ▽オリオンクラブ2―0KIMI▽吹上クラブ2―1山北クラブ▽サンクラブ2―0西和佐クラブ▽由良すいせん2―0吉備クラブ▽貴志川クラブ2―0千穂▽貴志クラブ2―0太田クラブ

◇3回戦=日高クラブ2(21―11、21―12)0箕島クラブ▽オリオンクラブ2(21―17、23―21)0吹上クラブ▽由良すいせん2(21―16、21―15)0サンクラブ▽貴志川クラブ2(21―6、21―13)0貴志クラブ

◇準決勝=オリオンクラブ2(21―15、21―19)0日高クラブ▽貴志川クラブ2(21―18、19―21、21―13)1由良すいせん

◇3位決定戦=由良すいせん2(21―13、22―24、21―17)1日高クラブ

◇決勝=貴志川クラブ2(21―16、21―7)0オリオンクラブ

【貴志川クラブ】監督=加藤雅子▽主将=田村美和▽選手=湯浅真由、芝本友美、長田安素香、野間晶子、平川貴子、藤戸千穂、溝上周美、井本雅代、木野とくみ、西嶋和代、森貴子

【オリオンクラブ】監督=岩井弘子▽主将=長生光代▽選手=上芝祐巳子、田伏昌代、常田美代子、堀口佳子、池本美智子、山本順美、新谷万紀子、日裏さおり、大竹知美、浦弥知代、松本美紀