2010年06月14日

03.スポーツ

明和が2連覇、県中学校サッカー選手権

和歌山県中学校サッカー選手権大会

優勝した明和中のメンバー

県中学校サッカー選手権大会が12、 13の両日、 和歌山市の明和中学校グラウンドで開かれ、 決勝では地元明和が串本を3―0で下し2連覇を飾った。 明和は前半早々に奪った岸本の先制点をきっかけに、 終始主導権を握り守備でも堅実さを発揮、 攻守にバランスの取れたゲームを展開した。 今大会3試合を7得点無失点の完全Vを達成。 目標とする夏の全国に向けて力強いステップとなった。

〈決勝〉
明和3(2―0、1―0)0串本

決勝はあいにくの雨となりグラウンドには水たまりが目立つ中、 明和はグラウンドコンディションを考え、 パスを出す優先順位を徹底。 相手ディフェンスの裏を突く、 監督の指示を実行に移した明和は試合を支配した。

開始早々、 中盤から右サイドの宮田にボールが渡ると、 サイドを崩し中央の岸本にセンタリング。 岸本が右足で合わせ鮮やかに先制点を奪った。 さらにペナルティーエリア右角で得たフリーキックを中村が直接狙うと、 相手ディフェンスのオウンゴールを誘って追加点。 前半を2―0で折り返した。

後半も明和が果敢に攻撃、 サイドから何度も相手ゴールに襲いかかった。 終盤には、 相手のクリアボールを拾い右サイドに展開、 ボールを受けた宮田が中央の玉井に絶妙のピンポイントクロス。 玉井が落ち着いてヘディングで流し込み、 優勝を決定づけた。 守っては干川の的確な指示や前線からのプレスも機能、 安定感のある守備を披露。 今大会を見事無失点に抑えた。

同校の松尾敏宏監督は試合を振り返って 「選手が戦術をしっかり理解してくれたし、 クリアボールも拾えていた。 全国中体連大会に向けていい弾みになりました」 と話した。 攻守の要、 辻本悠哉主将(14)は 「パスをつなぐときとそうでないときの区別がはっきりできていた。 夏の全国大会出場に向けてみんなで頑張りたいです」 と語った。 結果は次の通り。

◇1回戦=紀伊1―0箕島▽串本2―0粉河▽明和1―0那智▽海南三3―0岩出二◇準決勝=串本1―0紀伊▽明和3―0海南三

【明和】監督=松尾敏宏▽主将=辻本悠哉▽選手=山谷浩介、 中村一郎、 北野良、 小坂凌也、 干川晃生、 笠中宏樹、 宮田廉、 玉井大輝、 中村彰宏、 笠中佑樹、 北村隆二、宮崎怜、畑中悠平、 岸本大輝、 富松海斗、 中岡大地、 西村宣哉





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