2010年06月30日

03.スポーツ

駒野よ、胸を張れ!

ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント

試合の展開に思わず頭を抱える参加者

日本の夢を乗せたボールは、 無情にもクロスバーに嫌われた。 日本時間29日深夜から30日未明にかけて行われたワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦。延長戦でも決着が付かず0―0のまま迎えたPK戦で、 日本3人目のキッカーは海南市出身の駒野友一。 「駒野駒野」 県サッカー協会とホテルアバローム紀の国らでつくる駒野友一選手を応援する会が、同ホテルで行った応援イベントの会場、 約450人の来場者がこの日一番の声援を送ったが、駒野だけが外すという、あまりにも無情な結果となった。

パブリックビューイングの映像を祈るように見守っていた駒野選手の母・友美子さん (54)は思わず天を仰いだ。 試合に敗れた日本、 駒野選手に対して会場からは温かい拍手が送られた。 友美子さんは 「本人も悔しいと思います。 ここまでよく頑張ってくれました。 後でメールを送っておきます」 と涙を浮かべた。 観戦していた会社員の男性 (39) は 「駒野は和歌山の英雄。 胸を張って帰ってきてほしい」 と、 この試合無失点に大きく貢献した不動の右サイドバックをたたえた。





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