ことしはゲゲゲの３体、柿本神社の夏休みに登場

海南市日方の伊勢部柿本神社 (塩﨑博司宮司) で10、 11の両日、 夏祭りが行われる。 ことしの大作り物 (張り子) は人気アニメ 「ゲゲゲの鬼太郎」 で、 鬼太郎やねずみ男など3体が登場し、 祭りを盛り上げる。

毎年11日に行われる祭り。 大作り物は昭和23年ごろから始められた出し物で、 娯楽が少なかった時代、 歌舞伎や昔話などの名場面を再現した大作り物が出され、 にぎわってきた。

制作者は地元の矢倉真弓さん (84)。 毎年制作、 奉納しており、 ことしは段ボールや角材、 針金、 シュロなどを使って1カ月かけて迫力あるものに仕上げた。 ねずみ男は約2・5メートルほどの大きさになる。 ほかに背景の絵も制作中。 矢倉さんは 「子どもたちに喜んでもらえればうれしい」 と笑顔。

11日には獅子舞の奉納もある。 柿本神社は 「ことしは11日が日曜に当たるのでたくさんの家族がお参りに来てくれれば」 と話している。 問い合わせは同神社 (TEL073・482・1466) へ。