2010年07月31日

00.社会

全国学テ、県内は小中とも「応用」苦手

文部科学省は30日、ことし4月20日に実施した「22年度全国学力・学習状況調査」の結果を公表。基礎的な学力を問う「A」問題と応用力を問う「B」問題の2種類で行われ、県内の小中学校では「B」問題で全国平均を下回った。

今年度から全数調査ではなく、一部の学校を抽出し、国語、算数(中学校は数学)で実施。県教委によると県内の公立小学校(109校)は、国語Bの平均正答率が75・0~77・0%(全国平均77・7~78・0%)、算数Bが46・9~48・9%(同49・1~49・5%)と全国平均を下回り、公立中学校(98校)では国語Bが61・1~62・7%(同65・1~65・5%)、数学Bが41・0~43・2%(同43・1~43・5%)と平均以下だった。また、中学校は国語Aも全国平均を下回ったが、数学Aで若干全国平均を上回る状況にあった。

県教委は「補充学習などを行い、つまずきがみられる生徒にはきっちりと教える施策を考える」といい、「小中学校で効果的な実施方法(授業改善など)を研究し具体的に進めていく」とし、児童生徒の授業への姿勢や教諭の指導力向上を目標に掲げ、学校指導課と県教育センター学びの丘と協同で「学力向上プロジェクトチーム」を8月中にも立ち上げる予定だという。





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