2010年08月09日

03.スポーツ

近畿中学総体バレー、明和男子が初優勝

3枚のブロックを破る米澤裕の力強いスパイク(決勝)

3枚のブロックを破る米澤裕の力強いスパイク(決勝)

第59回近畿中学校総合体育大会バレーボールの部が、 和歌山ビッグホエールで開かれ、 男子の部で明和が初優勝を飾った。 各府県代表男女24チームが予選リーグ、 決勝トーナメントで激突。 明和男子はチームの司令塔でセッターの山本主将、 エースの米澤裕を中心に全員バレーで予選リーグを1位で通過、 トーナメント1回戦で中央(兵庫)、 準決勝で片桐・田原(奈良)を下し、 決勝では能勢西(大阪)にセットカウント2―0で快勝。 全試合ストレート勝ちの完全Vで2年ぶり5回目の全国大会出場に花を添えた。

〈決勝〉
明和2(25―11、25―20)0能勢西
近畿からの全国切符は男女それぞれ5枚、 前回あと一歩及ばず涙をのんだ明和には新チーム結成以来の目標で、 惜敗を知る選手たちには雪辱に燃える決戦となった。

全国をかけた1回戦は、 明和、 中央ともに 「この試合」 というプレッシャーからやや緊張した雰囲気で始まったが、 明和は安定したサーブと堅実なレシーブで徐々にリードを広げ第1セットを25―19で先取した。 第2セットは中央の反撃に前半は苦戦する場面もあったが、 エース米澤裕のスパイクが明和に流れを戻し、 松本のブロックや和田の速攻でリードを広げ25―21で連取、 応援に駆け付けたOBたちにもうれしい1勝となった。

準決勝で片桐・田原を破りムードに乗る明和は、 決勝でも持ち前のコンビバレーがさえ能勢西を圧倒、 25―11で第1セットを奪った。 第2セットは序盤からシーソーゲームとなったが、 米澤寛のフェイント、 南のサービスエースなどで15―9とした。 能勢西も終盤4点連取で粘りを見せたが、 相手の動きを把握した山本主将の巧みなトスと3枚のブロックを打ち破る米澤裕の豪快なスパイクがさく裂、 24―20のマッチポイントから相手のミスを誘い、 初の栄冠を手にした。

全国大会は20日から岡山市で開催され、 近畿チャンピオン明和のさらなる活躍が期待される。

堀口監督は 「選手がよく頑張った。 ミスをしたら負けるということで、 レシーブからのつなぎを厳しく鍛えたが、 よくみんな耐えてくれた。 全国では1プレー1プレーを大事にしたい」 と述べ、 山本主将は 「全国大会出場も初優勝も本当にうれしい。 チームのみんなが同じ気持ちで戦った今回のように、 全国でも励まし合いベスト8(前回ベスト16)を目指す」 と意欲を示した。 明和メンバーは次の皆さん。

▽監督=堀口泰均▽主将=山本慎人▽選手=松本大輝、 和田直己、 米澤裕真、 南和良、 津守雄大、 花野稜、 米澤寛武、 山下恵多、 北大輝、 小野瑛司、 金田五月





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