海南下津高校の特製弁当が人気

海南市下津町丸田の海南下津高校 (上野幸浩校長) 食物科の生徒たちが作った 「特製弁当」 が市役所や市教委、 市議会などで人気を呼んでいる。

食物科では卒業と同時の調理師免許の取得を目指して実際に献立作成、 大量調理の実習などを行い、 授業の一環として弁当を販売している。

先日は議会事務局の職員や議員たちがうわさの弁当を一度食べてみようと初注文。 3年の梅本香菜さん (17)、 北村明日香さん (同)、 石井美帆さん (同)、 上田咲子さん (同) の4人ができたてを配達した。 弁当は一つ350円と格安。 毎週メニューを変え、 野菜を中心に味付けや栄養バランスを考えて献立を作っている。 この日のメニューは石井さんが考えた。 鶏ささみのチーズフライ、 卵焼き、 ポテトサラダ、 しめじとキャベツのごま和え、 筑前煮がおかず。 生徒たちは 「心を込めて作ったので、 一つ一つ味わって食べてほしいな」 と笑顔。 議会事務局の職員は 「彩りも考えられていてどれもおいしかった。 筑前煮が特に良かった」 と話していた。