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「おいしい料理ありがとう」 と利用者 |
県内の西洋コックが加入する全日本司厨士協会県本部(小原勝義会長)は16日、紀の川市黒土のケアハウス後楽荘を訪問し、「残暑を乗りきってほしい」と利用者ら66人にフランス料理フルコースを振る舞った。
毎年、慰問として、県内の児童施設で出張調理をしているが、高齢者福祉施設は初めてという。利用者の中には、「90年生きてきた中で、フランス料理のフルコースは初めて」という人もおり、ナイフとフォークの使い方から説明した。
2004年にドイツで開かれた「世界料理オリンピック」で入賞したホテルシェフら10人が調理。カボチャのクリームスープやタイを使った魚料理、メーンディッシュに「特選牛フィレ肉のステーキ赤ワインソース」が出された。心地良いエレクトーンの音楽が流れる中、利用者らは料理を堪能していた。田頭エイ子さん(84)は「全部おいしくいただきました。お肉も柔らかかった」とにっこり。
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